白ナンバーのスキッパー
(2002.12.21)
 

私のスキッパーは、2002年の8月にボアアップ改造を施しました。
大体の人には察しが付くと思いますが、マロッシの172ccボアアップキットでアプリリアのSRと共用のものです。パーツの型番は31-8237です。
シリンダー、シリンダーヘッド、ピストン、ピストンリング、ピストンピンとおまけのカーボンリードバルブがセットになっていて、入手価格は4万円弱でした。
シリンダーの組み付けは初体験でしたが、特に難しい点もなく自力でできました。サイトを作ることを予定していたなら、パーツの写真を撮ったり、手順を記録したりしておけばよかった、とやや後悔しています。
でもまあ、ボアアップ改造を公開しているスクーターのサイトは結構ありますので、ここではハード面ではなくソフト面での情報を公開しましょう。

■何のためのボアアップ?
私のボアアップの目的は、高速道路や自動車専用道路(以下、両方まとめて「高速道」と呼びます)を走ることです。
日常はほとんど街乗りなのですが、年に1度はロングツーリングに出掛けます。今まではずっと一般道だけを走っていました。時折、高速道を走れれば近道なのに、原付二種であるがために街灯もろくにない曲がりくねった夜の一般道を走らざるを得なくて、残念な思いをしたことがあります。
今後もロングツーリングは一般道が中心になると思いますが、ここぞと言うときにいつでも高速道を使えるというのは大きなメリットがあります。


■原付二種から軽二輪へは変更できるのか?
しかしながら、ボアアップしたとはいえ原付二種から軽二輪への変更は可能なのでしょうか?バイク屋さんに訊ねたところ、「陸運支局が受け付けない」「やってもメリットがない」ということでした。
しかし、実際に125ccを超える排気量で走るのに法的なフォローがないのはおかしい、と考えて試しに陸運支局に電話したところ、「廃車証明と宣誓書があればいいですよ」との回答でした。しかも即答です。

「善は急げ」と言いますので、ボアアップの改造をした翌日に早速試してみました。


■廃車の手続き
まずはナンバープレートと原付二種の登録証を持って区役所へ行き、廃車届けを出しました。
「理由」の欄が5つからの選択になっていて「登録変更」に該当するものがありません。
窓口の人に訊ねたら、「具体的に書いてくれればいいです」とのことでしたので、「排気量が変わったので登録変更」と記入してOKとなりました。


■陸運支局へ
登録の際に必要なものは、おおむね以下のとおりです。

・市役所が発行した廃車証明書
・ボアアップキットの説明書(排気量やキットの仕様がわかるもの、英文のコピーでOK、排気量、ボア径、ストロークがわかること)
仕様変更に関する宣誓書(ネットで調べ、ワープロで自作したものです)
・印鑑証明+実印
・住民票
・新規登録の印紙代6000円(重量税)
・登録用紙の購入費数百円
・ナンバープレートの購入費数百円?
・自賠責保険(7〜8000円くらいと記憶)

これで陸運支局の窓口に行って「軽二輪の新規登録です」と言えば手順が教えてもらえます。
大体、こんな順序だったように憶えています。

1.登録用紙を買う。
2.重量税を納付する。
3.登録用紙を提出する。
4.自賠責保険に加入する。
5.ナンバープレートの交付を受ける。

登録用紙には、廃車証明に記されている車名や車台番号のほかに、車体の全長、全幅、全高と、エンジンの型式(スキッパーはCSM1M)を記入することになるので、これは事前に調べておく必要があります。
陸運局は軽二輪の場合は実車の検査をしませんので、車体は持ってかなくてもかまいません。

窓口をいくつも行き来するのが面倒でしたし、どの窓口でも「原付二種から軽二輪へ」というのは初めてらしく、対応にすごく時間がかかりました。担当者はみな、前の窓口まで確認に行く、という有様でした。(建物が別れていたりするのに・・・)
2時間くらいはかかったと思いますが、とにかく無事に軽二輪のナンバープレートを手に入れて帰ることができました。


■デメリット

原付二種から軽二輪に変更することでデメリットがいくつか発生します。

・税金が上がる。
・それまでの自賠責保険は引き継がれないので新規契約する。(陸運局で強制される)
 当然保険料は高くなる。
・任意保険も新規契約となり、原付二種から軽二輪へは等級を引き継げない(痛・・・)。
・ナンバープレートの穴の位置が全然違うので、ヤスリで穴を広げる必要がある。

これらをすべてクリアして、私のスキッパーは晴れて白ナンバーになりました。


■高速道路へ
その後、日帰りツーリングの折に高速道路(厳密には首都高なので自動車専用道路)を走りました。オイルポンプなどの調整はしていなかったため、焼き付きを心配して90km/h以下で走るよう心がけました。案外、トラックなどはこれくらいのスピードでのんびり走っているので、十分付いていけます。100km/hまで追い越し加速ができれば、このクラスのスクーターでも十分高速道路の走行は可能だと感じました。
時折、150ccクラスのスクーターが私のスキッパーを追い越していきます。スクーターで高速道路を走るのは、今の時代には常識なんですね。
ただし、10インチのホイールは安定しているとは言い難いです。サス交換である程度改善できるのかも知れません。この点は宿題として残っていますが、高速道を常用するわけでなくロングツーリング時のルートの選択肢を増やすことが目的ですので、私の目標はこれで一応達成されたわけです。

 

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