大型風防装着!
(2003.11.24)
 

2003年も年の瀬が近づいてきて、日に日に寒さが厳しくなってまいりました。
私のスキッパー生活も冬支度に入り、今月から防寒グローブを使用するようになりました。
さて、話は今年の春にさかのぼりますが、スキッパー生活に終止符を打ったなりしんさんという方から好意で安く譲り受けた品々の中に、スキッパー用の大型風防がありました。
今年の冬支度のハイライトとして、この大型風防を装着してみることにしました。




■ひとつの懸念
大型風防は高さ66cm、最大幅74cmという大きな透明のプラスチック板です。その実物を間近に目にすると、とても美しくて神々しいのです(笑)。なりしんさんも「もったいなくて使えなかった」と仰っておりました。
しかしながら実用スクーターであるスキッパーの、これまた実用パーツとして生み出された風防を、ただ寝かしておくのもこれまたもったいない話です。やはりスキッパーに装着して、その本分を全うさせてあげることにしました。私も寒いのイヤだし。
さて、ここで問題になるのが、私が常用しているバイクカバーのことです。天下の往来の片隅に路上駐車している身としては、スキッパーがイタズラされたりすることは身近な不安としていつも付き纏います。その不安を和らげるためにはバイクカバーを使用しないわけにはいきません。
ああ、ガレージ欲しい・・・(と、しばし天を仰ぐ)。
大型風防を装着した場合、バイクカバーの着脱に際してスリ傷が付き、神々しいプラスチックの御姿が損なわれてしまうのではないか、というのが非常に気になったのです。実用品だから仕方ないじゃん、とも思うのですが、なんとかキズは最低限に留めておきたいと思い、またもや工作モードに入るのでありました。


■どうやって保護するか
ます頭に浮かんだのは、クルマの窓ガラスに貼ってあるスモークフィルムでした。表面にフィルムを貼れば多少の擦り傷が風防まで及ぶのは防ぐことができるでしょう。
そう考えてカー用品大手のイエローハットへ行って見ました。
そこで見た限り、2つの理由からこれを採用することを見送りました。まず第一に、曲面への貼り付けは難しいように見えたからです。クルマの窓ガラスだってある程度は湾曲しているわけですが、スキッパーの風防はそれに比してはるかに複雑な曲面と言えるでしょう。
第二に、カー用フィルムはガラスへの貼り付けを前提にしていることです。ガラスは良く知られるとおり、化学作用には大変な強さを持っています。それに対してスキッパーの風防は樹脂製です。フィルムの取り扱い説明には「剥がれなくなるからガラス以外のものには使用するな」と書いてありました。
次はここの掲示板でおっちゃんに薦められたSOFT99の「レンズ補修テープ」を検討しました。これはある程度曲面にも使えるし、プラスチックのレンズにも貼り付けできるものです。
これも残念ながら問題があって見送りです。33cm×13cmで600円弱という販売価格はかなり割高といえます。スキッパーの大型風防だと10枚以上買う必要があります。それにお店には在庫が1個しかありませんでしたし。
その後、いつものように東急ハンズへ行って、いろいろなコーナーを行ったりきたりしながら考えに考えました。
その結果、メートル単位で切り売りしている塩ビのビニールクロスを使用することにしました。透明で伸縮性に富んでいるので、うまく固定できれば風防の局面にピッタリとフィットしそうだったからです。それに安いし。1.3m幅で、1m辺り430円です。
また、固定方法としては、縁をゴムではさむことにしました。東急ハンズの切り売りゴムの中に、適当なサイズの凹断面のゴムが売っていました。これは1m辺り270円です。ゴムではさむだけでは固定方法としては不安がありますが、とりあえず取り付けしてみて、すぐに取れそうならそのあと接着する方法を考えればよいかと考え、まずはビニールクロスとゴムを買って帰ってきました。


■ビニールクロスを貼る
風防にビニールクロスをあてがい、はさみで大まかに形を切り出して、おもむろにゴムではさんで縁を固定していきます。
東急ハンズの店先で思いついた割には、なんかイイみたいです。


皺がなるべく出ないように表面側を引っ張りながら、ゆっくりとゴムを噛ませていったら、何となくうまくできてしまいました。オレは天才か?と思ったりしました。
そのあと、はみ出たシートをカッターで丁寧に切り取り、風防に取付金具を仮組みしました。
ゴムが不意に取れないように、数箇所を事務用のダブルクリップで挟んで、外に持ち出して車体に取り付けることにします。



■車体に装着
ミラーを外して、そこに台座になる金具を取り付けます。
右側はブレーキのフルードタンクのカバーが干渉するので外さなくてはなりません。


台座の穴に風防の取付金具の軸を通して、エンドをナットで固定します。


大型風防に付いてきたミラーのブーツを下ろして出来上がりです。
ブーツの形は左右で違います。これは右側。


これで完成です。でかいですねー。
フットボードには風防が入っていたビニール袋が見えます。



■走った感じ
早速一走りしてみました。
上半身には全く風が当たらなくなり、寒さは感じません。これなら真冬でも平気かも。
また、ハンドルまで覆われているので、ハンドルカバーは不要になってしまうかも知れません。
いくつか難点はあります。
まず、ビニールクロスのせいか、透明度は著しく低いです。特に夜間は視界が悪くなるので、安全上は問題ありかも知れません。しばらく乗ってみて危険を感じるようなら、ビニールクロスを取るか、風防を外すかすることにします。
操縦性には特に問題を感じませんが、取り回しに問題があります。押して歩くときには結構邪魔です。また、ジェットヘルのバイザーを上げていると、走行中にもコツコツ当たったりします。
とりあえず、冬場なら寒さとのトレードオフで許容できる範囲の不便と言えそうです。


■バイクカバー
さて、肝心のバイクカバーとの相性はいかがなもんでしょうか。
もともとリヤボックスのためにかなり大きめなバイクカバーを使用していたため、大型風防を付けても実用上は問題なさそうです。


でも異様に背が高いので、正面から見るとできの悪い幽霊の仮装みたいですね。
台風のときなどは、横風でひっくりかえる危険性もあります。うーん、懸念が多い。

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