デロルトのPHBL25のセッティングはほぼベストな状態になっていますが、テクニガスチャンバーを装着したことで低速時の加速に不満が出ています。中速からの加速はすごくいいんですけど。
それから、燃費はVM20時代からあまり変わらず、リッター12〜13kmというスクーターとは思えない極悪燃費を叩き出しています。
これらの解決策として、リードバルブブロックに多孔プレートを仕込むことにしました。材料費はごく安いものなので、これで速くなったり燃費がよくなったりするなら儲け物です。
多孔プレートについては、雑談掲示板でさとさんから示唆をいただきました。
また、実際の改造についてはhimeさんという方のCRM80
HOPPERS!を参考にさせていただいております。
■材料調達
新宿の東急ハンズに行って、金属素材のコーナーをウロウロしたらすぐに見つかりました。
アルミのパンチングプレートで、0.5mm、1.0mm、1.5mmの孔が打ってあるものです。サイズは0.5mm厚で20cm×30cm。一枚600円弱なので、3種類とも買ってきました。
↓左から1.5mm径、1.0mm径、0.5mm径

■工作開始
スキッパーのリードバルブブロックを外して室内に持ち込み、まず加工方法を検討します。
いろいろ考えてみましたが、一番ラクそうだったのがやはりHIMEさんと同じ方法でした。
先例に倣って、キャブから見て手前側に1.5mm径のプレート、奥側に0.5mm径のプレートを配置し、リードバルブブロック内に溝を切って固定することにします。
溝切加工は半円上の棒ヤスリのエッジで削るだけ。最初はヤスリで付けた傷をガイドにして、リューターでしっかりした溝を切ろうと思ったんですが、ヤスリだけでも十分実用になる溝が切れてしまったのでそれでよしとしました。
↓棒ヤスリで溝を切る。当然ながら奥に行くほど浅く細くなる。でも十分そう。

■プレートの加工と取り付け
次にプレートを切り出して現物合わせしながら取り付けます。
本当はちゃんと採寸して油性マジックでマークして切り抜こうとしたんですけど、ハサミで切ってみたら簡単に切れちゃうので、現物合わせでいいや、ってことにしました。
奥に入る0.5mm径のプレートから作ります。
ハサミでざっくりと切り出したプレートを溝に合わせながらヤスリで削って行きます。
↓ハサミで切り出した直後のプレート。切っただけで歪むので、手で矯正する。

↓削り過ぎてガタが出たりして2枚ほど失敗しましたが、3枚目で成功。

棒ヤスリで削っただけの浅い溝ですが、うまく合わせればガッチリと固定できます。
軽く引っ張った程度では抜けないくらいが丁度よいでしょう。その状態ならエンジンの振動でも外れないと思います。
次に1.5mm径のプレートを作成します。
要領は0.5mm径の時と同じです。現物合わせしながら、ちょっとずつ押し込んで行きます。
↓調整中の1.5mm径プレート。

しっかり入るくらいに調整できたら、プレートをカットしてリードバルブブロックの入り口に合わせます。それから溝にしっかり押し込んで、ガタがないことを確認します。
引っ張って簡単に抜けるようならトラブルの元になる可能性があるので作り直す必要があるでしょう。
↓完璧!

↓リードバルブ側から見たところ。

孔が小さい方のプレートを適当に作ったせいで、こっちが全体の2/3くらいの面積を占めています。どれくらいがいいのかわからないので、とりあえずこのまま試してみます。
■効果の程は?
まだ軽く走って見た程度ですが、簡単にインプレしておきます。
まず装着した直後のアイドリングで変化が現れました。
マフラーから煙がモクモクと出て、とても走れた状態ではありません。それでも一度走ってみたのですが、アクセルを軽く当てると盛大に煙を吐きます。しかも黒っぽい・・・。
こりゃすごいなー、と思って、SJとMJを共に下げました。
そうしたらアイドリングは安定して、アクセルを当ててもわずかに白い煙が出るくらいに改善しました。
走ってみた感じでは、低速がすごくパワフルになりました。走り出しから後輪が路面を蹴り出すかのように力強く前に出ます。チャンバーを装着して駆動系をいじってもいないのに、ほとんどノーマルマフラーと変わらないくらいですね。
中速以上では加速が悪くなりました。これはMJの番手も下げたためのようです。MJを元に戻したら、以前と同様に加速するようになりました。
ただし中速以上ではパワーアップなどは全く感じません。
今日のところは雨でしたし道路も渋滞していたので少ししか試していませんが、後日インプレを追加したいと思います。
この感じだと、狙ったとおりの効果は出そうですね。高回転域で悪影響が出ていないことも確認しないと実用性の判断はできませんけど。
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