スキッパーの外装補修
(2003.01.11)
 

旧式の外国産スクーターで悩みの種になるのがプラ外装の破損です。
スキッパーもご多分に漏れず、現在は正規代理店の成川商会に外装パーツを注文してもほとんど入荷しません。私の場合、もう半年(前払いで)待っているパーツもあるくらいです。
なぜか代理店からは「在庫ありません」という知らせは来ません。これは代理店が悪いのではなくて、おそらくイタリアから「そのうち送る」とか言われているんじゃないかと勝手に想像しています。

来ないものは気長に待つとして、昨年転倒して壊れた部分をとにかく補修します。
擦り傷や塗装の痛みも相当あるのですが、私が一番気になっているのは、プラ部分が折れてしまったためにネジ止めできず、振動によるビリ付きが発生している箇所です。
具体的には、ボディー左側のカバーです。

左側はこんな感じ。ネジ止め部が根元から折れてます。



右側はこう。ちゃんとネジ止めできてます。



この右側を型取りして、左側の再生をしようというわけです。


■使うもの
まずはプラリペア。ネットでその存在を知ったのですが、ABS樹脂であれば理想的な補修剤といえます。ただし量の割りに高いのが難点。



それから型取り用のシリコン。
ブルーミックスという製品で、2種類のパテを混ぜると30分で硬化するものです。




■型取り
ブルーミックスのパテを適量混ぜ合わせます。付属のビニール製手袋をしてます。



そして右側の外装の型を取ります。




厳密に言えば、右と左ではテーパーのつき方が逆なんですが、細かいことは気にしないのが私の性格です。血液型はもちろんO型。

■成型
プラリペアは、粉状の主剤に液体の溶剤を染み込ませると硬化します。この溶剤により接合面が溶着するため、ABS樹脂のような相性の良いプラスチックであれば、しっかりと食いついて一体成型と変わらないほどの強度を発揮します。(という話。でも確かに強度はあります)
付属の注射針のようなスポイトを使って少量ずつ盛り付けていく「ニードル法」という方法で、シリコン型にプラリペアを盛ってゆきます。



ある程度形ができたら左側の外装に当てて、間にプラリペアを流し込んで硬化させます。
こうして左側の外装の欠損が再生されます。
この作業はプラリペアが硬化するまでシリコン型と外装をしっかり保持していないといけないので、写真は撮れませんでした。

■完成
こうして左側のボディーカバーがしっかりとネジ止めできるようになりました。
ぶらぼーです。
実は穴の位置が数ミリずれていたのでネジ止めは苦労しました。なんとか外装を力任せに歪めて取り付けました。明日になったら取れてたりして。




■予算
シリコンのブルーミックスが3500円、プラリペアの黒が2パックで1600円×2=3200円。
外装パーツの修理としてはまあいいとこでしょう。
プラリペアがもっと増量してくれるといいんですが。
ブルーミックスはまだまだ余ってますので、また何かあったら使いましょう。
作業時間は2時間以上かかってしまいました。冬場なので硬化に時間がかかるようです。
ちなみにプラリペアの販売元はこちら。

http://www.aikis.or.jp/~plapla80/

単価が高いのが難点ですが、ABS樹脂の補修には大変便利です。
割れ、欠け、穴あき、補強など大抵のケースに対応できます。根性と型さえあれば、ゼロからパーツを作ることすら可能です。あ、お金もそれなりに必要ですね。
スキッパーの外装は一部PP樹脂ですので、その部分とは相性がよくありません。くっ付けてもすぐはがれますのでご注意を。
 

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