アプリリアSRのエアクリボックスをスキッパーに移植するために、適当な長さのボルトを探して東急ハンズに行った時のことです。
買い物を終えて帰ろうとして、キーをONにするためにクイッと捻ったところ、「パキッ」と小さな音がしてキーが折れてしまいました。
そんなに力を入れたはずはないんですが・・・。奥まできちんと差し込まれていなかったのかもしれません。折れた部分は一番細いところなので、長年の使用で金属疲労があったのかも。
↓折れたキー。形状がはっきりわかってしまうのでモザイクかけてます。

30秒ほど途方に暮れましたが、キーが変形してわけではないのでひょっとしてキーを回すことはできるかな、と思って、折れた頭の方をあてがって回してみたところ、ちゃんと回すことができたのでとりあえず乗って帰ってきました。
その後、エアクリボックスを交換して試運転するときもこの状態で乗り続けておりました。
■折れたキーの救出
実はこのスキッパーを入手したときに、キーが一本しかないのを不安に思い、スペアキーを作っておいたのでした。しかし、半徹夜で部屋を隅々まで探してこれが出てこないんですね。どこに行ったんでしょう?
仕方がないので、折れたキーから複製することを考えました。
そのためにはまず折れた先っぽをキーシリンダーから抜かなくてはなりません。
なぜか私の工具箱にはこういうときに役立つヘンな工具が入っていたりします。
↓今週の秘密兵器。

このペンチは先が極細の円錐形になっています。カメラ用の精密ペンチです。
1mmほどの小さな部品もつかめますし、ピンセットよりはるかに力が入ります。
↓再現写真。キーシリンダーの赤いシャッターを開くと折れたキーが見える。

キーシリンダーの赤いシャッターを細いマイナスドライバーで開き、精密ペンチでキーをつまんで引っ張り出しました。
↓再現写真。いとも簡単に折れたキーを救出。

■キーの復元
真っ先に考えたのは、折れたキーをシリコンで型取りして、レジンで複製したものを合鍵屋さんに持ち込むことでした。
これも材料費が何千円かかかるので、ものは試しと思い、折れたキーのままでお店に持ち込んでみました。
最初は「9割方、回らないキーができてしまいますよ」と断れたのですが、ブランクキーをヤスリで削り出す方法もあるな、と思い、「自分で削るからブランクキーを譲ってください」と申し出たら「それはできない」と言われました。
これは単に店のルールなんだろうな、と感づいたので、「それじゃキーの頭の部分だけ複製してもらえますか?あとは自分で削りますから」と言ってみたら、案の定「それならいいですよ」とのことでした。
折れたキーの頭の部分を機械に固定して、2本削ってもらったところ、お店の人の方から「先の方も試しにやってみましょうか。保証なし、返品不可になりますが。」と言ってきました。
これは超ラッキー!お店の人はそれなりに手こずったようですが、30分ほどで2本のスペアキーが出来上がりました。折れた部分はオリジナルとちょっと形状が違っていましたが先のほうはほぼ完全に復元されています。
さっそく試したところ、全く問題なく使うことができました。
↓複製されたキー。形状がはっきりわかってしまうのでモザイクかけてます。

いやー、良かった!
焼き付きから復活したばかりなのに、キーシリンダー交換なんてことになったら・・・。
■教訓
1.スペアキーは必ず作っておきましょう。
2.スペアキーは失くさないようにしましょう。
■ご注意
今回、折れたキーを持ち込んで合鍵を作ってもらえたのは、お店の人のご厚意による部分が大きいと思います。お店によってはやはり断られる可能性が高いかも知れませんので、ご注意ください。
|