リヤハブオイル交換
(2006.06.10)
 

チャンバーを外してサビ落とししたついでに、リヤハブオイルも交換することにしました。
スキッパーのリヤハブオイルはマフラーと後輪を外さないと交換できないので、ちょうどいい機会です。

■リヤハブオイル選び
私はスキッパーに乗り始めてからすぐに最初のリヤハブオイル交換をしました。当時スキッパーは走行距離3000km。前のオーナーが1000km交換をやっていたかどうかが定かでないため、さっさと交換してしまおうと思ったわけです。
その頃の私はスクーターに乗り始めたばかりだったのでどのようなメンテが必要なのかまるでわからなかったため、まず成川商会のサービスマニュアルを取り寄せました。それから定期メンテナンス項目のうち簡単なものは一通りやってみたわけです。

サービスマニュアルで指定されているリヤハブオイルはESSO GEAR OIL CZ 85W-90でした。ESSOのギヤオイルなんかその辺にポンと置いてあるわけではないので、代わりのオイルを探すことになります。
スクーターのギヤオイルは一般的には4ストロークエンジン用のエンジンオイルでよいと言われています。粘度の表記は違いますが、ギヤオイルと同じくらいの固さなので実用上は問題なく、メーカーによっては2ストローク用ギヤオイルの純正指定が4ストローク用エンジンオイルなのだそうです。

ただちょっと気になるのは、エンジンオイルとギヤオイルは粘度が近いにも関わらず、粘度の表記が全く異なることです。

エンジンオイルの表記 0W 5W 10W 15W 20W 30 40 50
ギヤオイルの表記 75W 80W 85W 90 140

どうして表記を変えるかというと「混同しないため」なのだそうです。
それぞれのオイルは使用条件が全く異なるために添加剤入りまくりで目的に合った特性が付与されています。エンジンオイルをギヤオイルに転用するならトラブルはないけれど、その逆は絶対ダメなので間違えにくいように表記を変えてあるんですね。なるほど。
そうすると一般的な常識に従って4ストローク用エンジンオイルを流用するとなると余計な添加剤まで入っていることになります。別にその分割高ってわけでもないですから、どうでもいいっちゃあどうでもいいんですけど、オートバックスとかイエローハットとかNAPSとかに行けば普通にギヤオイルが手に入るのに、なんで流用品なんか使わにゃあならんのか、と思うとわざわざ4ストローク用エンジンオイルを買う意味がありません。
ですからギヤオイルを使用することにしました。

私がそのとき選んだギヤオイルは、アメリカのRED LINE社製のデフオイル「80W140 GL5」です。当時のホームページの情報によれば、寒冷地から熱帯のジャングルまで高性能を発揮する最高の極圧性能を持ったオイルだということでした。
どうしてジャングル用のオイルを私が選んだかというと、東京の道路の湿度と気温は夏場になるとほとんど熱帯並みの過酷な条件だと考えたからです。気象庁発表の気温が30℃だとしたら、それは芝生の上1.5mの百葉箱の中の気温です。アスファルトの上30cmのところにあるエンジンの周りの気温ではありません。
また、私の田舎の岩手県三陸沿岸では、私自身が実際に最高気温38℃を体験しています。夏場はフェーン現象などで記録的な酷暑に見舞われることがあるのです。
その上、夏場に高速道路を1日で600km走るなんて使い方をしますから、使用条件はかなり厳しいわけですね。
実際にこのオイルをもう数年使っていますが、果たしてメリットがあるのかどうかは未だにわかりません。ただ、リヤハブ周りのトラブルだけはまだ一度もないというのも事実です。
ま、ネタですから(笑)。

↓アマゾンのジャングルでも走破可能な(笑)RED LINE 80W140 GL-5



■リヤハブオイル交換作業
先に書いたように、スキッパーのリヤハブオイルを交換するにはマフラーと後輪を外す必要があります。今回はマフラーは先に外してあるので、後輪を外すだけでOKです。

↓マフラーなしの状態。後輪軸のキャップも外してある。


↓電動インパクトレンチで後輪は簡単に外れる。(実際は両手で保持して作業します)


後輪を外すと、クラッチケースに2つのボルトがあるのがわかります。下がドレンボルトで、上が注入口になります。どちらも11mmのボルトです。

↓後輪を外すとリヤハブオイルのドレンボルトと注入口ボルトがある。


↓油受けを用意してドレンボルトを外すとオイルがタラタラと出てくる。80W140は固い。


↓ドレンボルトを締めて、上からギヤオイルを注入。溢れるまで入れて約80cc。


あとは注入口のボルトを締めて、後輪とマフラーを取り付ければ完了です。

↓エキパイ部分のサビを落として耐熱ブラックを塗ったばかりのテクニガスチャンバー。


■終わりに
そろそろ私のスキッパーも1万8千キロを超えて、各所のオーバーホールを考える時期になってきました。リヤハブ周りもいずれ分解してベアリングとオイルシールを交換するつもりです。
 

<戻る>