スキッパーよくあるトラブル
(2002.12.10)
(2002.12.21改訂)
(2003.04.27改訂)
(2004.07.10改訂)
(2006.06.18改訂)
(2006.09.03改訂)
 

スキッパーのメジャーなトラブルについてまとめました。

■CDI不良
初期型(1993〜1995)のスキッパーに多く見られるトラブルです。新車の場合はクレームで交換してもらえたようですが、今となっては無理なようです。
現象は次のようになります。

・エンジンがかからない(キック、セルとも)。
・走行中に止まる(軽症)。
・プラグやCDIをいじると一時的に改善する(軽症)。
・エンジンがかかってもすぐ止まる(重症)。

CDIから、CDIの取り付け部に黒いアース線が延びているタイプは、この持病を抱えていると考えてよいでしょう。もちろん同型でも症状が出ない車体もあるでしょう。数千キロ走ったあたりで発症することが多いようです。私のスキッパーは3000kmで入手したときには発症していました。
原因にはアース不良説とハンダ不良説があるようです。(両方ともありえるのかも知れません)

対策は2通りあるようです。

(1)CDI交換。純正品は16000円なり。
  2004.07.10 価格改訂により22,000円くらいになったそうです。
(2)CDIを分解してハンダを付け直す。(直ればラッキー)

←旧型CDIユニット

また、場合によってはアースを別の場所に落とすことで症状が出なくなることもあるようです。
私の場合はアーシングを行い、CDIもバッテリーのマイナス端子に落としましたがダメでした。

(2)のハンダ付け直しには、CDIユニットに充填されているゴムを取り除く必要があり、かなりの根気が必要です。過程で回路を傷める可能性もあるので、お勧めはやはり(1)です。
余談ですが、イタリア製のバイクの電装系は信頼できないと言って電装品はすべて(CDIも!)ハンダ付けを自分でやり直すツワモノがいらっしゃるそうです。

2006.09.03 私のスキッパーで、アース線なしのCDIでも発生しました。経年変化で回路が劣化して起こるのかもしれません。前回の交換から6年、17000kmの走行で再発です。


■オートチョークの故障
スキッパーやタイフーンには標準キャブレーターとしてMIKUNI VM20(欧州版)が装着されています。オートチョークが付いているので始動は手間いらずで大変便利なのですが、このオートチョークユニットが故障したり固着して閉じられなくなったりすることでトラブルになる例がよくあるようです。
オートチョークが閉じないわけですから、低回転で非常にカブりやすくなります。程度がひどくなければアクセルワークで高回転まで引っ張ることで通常走行できますが、ひどい場合はアクセルを軽く当てただけでストンとエンジンが止まるそうです。
新車のタイフーンが納車時からこの症状を持っていた例もあったようです。
新車といっても、店頭在庫になっている車体は実際の輸入時期は何年も前だったりしますので、走行距離ほとんどゼロの中古車と考えたほうがいいかも知れませんね。ただし正規ルートの店頭販売であれば保証付きですから、その点は安心です。


■クランクシャフト/ベアリング破損
このサイトに集まる方々のお話を聞いて、あらためてスキッパー系エンジンはクランクシャフト周りのトラブルが多い事実に驚愕します。市販車がこれでいいのか?昔々習った機械工学の常識では安全率は3倍以上にすべきということでしたが。
ボアアップにしろなんにしろ、50%までアップしないうちに壊れるってことは安全率1.5以下の設計ってことですね。

皆さんのお話を総合すると・・・・

(1)15000キロを越えたら要注意。
(2)クランク周りから異音がしたら赤信号。

原因としては・・・

(1)ボアアップなどの改造。
(2)高速・過負荷走行。
(3)部品の精度(クランクシャフトの偏心、ベアリングの品質)

対策としては・・・・

(1)クランクシャフトの芯出し。
(2)ベアリングを日本製に交換する。
(3)中古で買ったら一度オーバーホールする。

いやはや、財布に痛い話です。


■レギュレータ不良
私のスキッパーは今のところ問題ありませんが、これもよく聞くトラブルです。
現象は次のとおりです。

・バッテリーの側のメインヒューズがすぐ切れる。
・ランプ類がすぐ切れる。

充電系のトラブルで、サービスマニュアルにはチェック方法が詳細に記されていますが、
どのチェック項目も、最後は「異常であればレギュレーターを交換する」で締めくくられています。
「スキッパーのレギュレーターは発火する」という話も聞いたことがありますので、上記のトラブルで悩んでいる方は、早めにバイク屋さんに持ち込んだ方がよいでしょう。


■ガソリンの給油パイプが割れる(関連記事)
ガソリンタンクからキャブレータへ給油するパイプは、塩化ビニールのような素材が使われており、劣化して固くなると割れやすくなるようです。
ガソリンタンク側は負圧コックが付いているため、走行中しかガソリン漏れが発生せず、見かけ上は燃費が悪くなったように見えます。
外径10mm、内径4〜6mmのゴムのホースが30cmもあれば交換して直すことができます。


■その他のトラブル
スキッパーを2台乗り継いだ経歴のある元スキッパー乗りの鼻太郎さんから、よくあるマイナートラブルのご報告を頂きました。

・グローブボックスがひらき易い、走行中開いてしまう。
・キャブの付け根(インシュレーター)のひび割れ。

グローブボックスに関しては、ネット上でも複数のスキッパー乗りさんが指摘していました。


※新しい情報があったら追加します。
 

<戻る>