「1990年代」タグアーカイブ

Nowhere/RIDE

イギリスのオルタナティブ・バンド、ライドの1stフルアルバム。1990年発売。
シューゲイザーを最近いくつか聴いたせいか、Google Play Music先生がシューゲイザー系をオススメしてくることが多い。その方面はまだ不案内なので、おっかなビックリでちょっとずつ聴いていこうと思ってるんだけど、これはちょっと目を逸らせなかった・・・文字通りに。
いやあ、このジャケット、素晴らしい。絵?写真?それはわからないけど、不毛、不安、シュール、静けさ、力強さ、陰鬱さ、いろんなものがにじみ出てくるような風景。こんな風景を間近に眺めたら何時間でも飽きないだろうな。
中身も聴いてみたけど、ああやっぱりシューゲイザーってこうなんだな、っていう期待通りの内容。好きな人は好きだろうけど、万人向けではない。

曲目
1. Seagull
2. Kaleidoscope
3. In A Different Place
4. Polar Bear
5. Dreams Burn Down
6. Decay
7. Paralysed
8. Vapour Trail
9. Taste
10. Here And Now
11. Nowhere

1曲目が「Seagull」つまりカモメなのが面白かった。なぜならジャケットを見て真っ先に思い出したのがリターン・トゥ・フォーエバーのカモメのジャケットだったから。あちらの方がより動的ではあるけれど、イメージに共通点は多い気がする。
と、ビジュアルな話に終始してしまった。新タグ「ジャケ買い」を作っておこう。

First Love/宇多田ヒカル

宇多田ヒカルの1stアルバム。1999年発売。
さすがに「Automatic」のPVは出来が良いとは思えず「またヒップホップの新手が出てきたか」と思い完全スルーしたのだが、後年「First Love」を聴き直してみたら曲・歌詞・歌唱のどれを取っても鮮烈で「こりゃ名曲(かつ名演)だわ」と感嘆せざるを得なかった。
アルバム全体としては当時の年齢を考えるとちょっと背伸びし過ぎた感が否めず、自分としては国宝級には置かないけど。
自分的にはこのアルバムは1にも2にも「First Love」。じゃあシングルでいいじゃん、と言われるとグウの根も出ないな。

曲目
1.Automatic (Album Edit)
2.Movin’on without you
3.In My Room
4.First Love
5.甘いワナ~Paint It,Black
6.time will tell
7.Never Let Go
8.B&C (Album Version)
9.Another Chance
10.Interlude
11.Give Me A Reason
12.Automatic (Johnny Vicious Remix)

この後、2nd「Distance」を経て3rd「Deep River」へ到達するまでの成長がこのアーティストの最大の見所だったと思うのだが、残念ながら自分はリアルタイムでは見逃してしまいアルバムを聴きながら想いを馳せる次第。

宇多田ヒカル – First Love

関連記事
DEEP RIVER/宇多田ヒカル(国宝級)
The Collection/Ne-YO
Exodus/Utada

Loveless/My Bloody Valentine

イギリスのロックバンド、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの2ndアルバム。1991年発売。
巷では非常に高評価なこのアルバム、自分はつい最近までシューゲイザーがどんなものだかよく知らなかったのでずっとスルーしてたんだけど、去年、日本のAvengers in Sci-fiを聴いて「ああ、こんな感じか」と要領を得たので、「では」ということでこれも聴いてみた。
最初、音量の設定がよくわからなかった(笑)。ギターに合わせるとボーカルもドラムもベースも沈んじゃってバンドの音にならない。そうか、ボーカルを基準にするのか、と思ってボリュームを上げてみたらギターの音がでかい。でもまあ、これが正解なんだろうと思い、ボーカルが心地よく聴こえる音量にして、うるさいギターはうるさいまま聴く。
なるほど、これは良いわ。うるさい中にもちゃんと練られたディティールがある。フラフラしているギターは、どうやらトレモロアームをグニャグニャいじりながら弾いてるらしい。
轟音の中でシンプルなリフが延々と続くのが官能的で心地よい。なんとなく、マイク・オールドフィールドに共通するものを感じた。さすがイギリス。
こうしてみるとブレブレのジャケ写もすごく似合って見える。

曲目
1.Only Shallow
2.Loomer
3.Touched
4.To Here Knows When
5.When You Sleep
6.I Only Said
7.Come in Alone
8.Sometimes
9.Blown a Wish
10.What You Want
11.Soon

集合住宅(あるいは家族同居)ではヘッドホン必須だ(笑)。

Left of the Middle/Natalie Imbruglia

ナタリー・インブルーリアの1998年の1stアルバム。
オーストラリアで女優をしていて、UKに渡って音楽でもヒットした二芸に秀でた人。UKにわざわざ行ってしまう辺り、きっと世界を相手にするくらいの意気込みがあったのだろう。
ポップミュージックに関しては、世界の中心はUSAではなくてUKのような気がしている。ごく個人的な思いだけど。
USA発も世界的にヒットしてるじゃない?って思うかもしれないけど、あれは単にレベルが高いから勝手に世界的に売れてしまうだけであって、アメリカ人は割と内向きにしか音楽を作ってないように思うんだよね。
その点、UKはそもそも「世界しか相手にしてない」ような良い意味での不遜さが根底にあるんじゃないかと・・・。なので音楽やるならオーストラリアからUKへ、というこの人の行動にはすごく納得してしまう。
ジャケットを見て「すげー美人!」と喜んだんだけど、これは1998年の写真なので注意。Google Play Musicのアーティスト写真は「Now」な写真ばかりをドアップで掲載しているので、すごくNowなポートレイトだった。もう少し手心加えろよ、みたいな。
それにしても若い頃はやっぱりキレイだし、声も良いし。UKっぽく憂いを含んだ曲もあってなかなか聴き応えあり。

曲目
1. TORN
2. ONE MORE ADDICTION
3. BIG MISTAKE
4. LEAVE ME ALONE
5. WISHING I WAS THERE
6. SMOKE
7. PIGEOND AND CRUMBS
8. DON’T YOU THINK?
9. IMPRESSED
10. INTUITION
11. CITY
12. LEFT OF THE MIDDLE

CDはUK発だけど、タグはAUS扱いにしておこうか。

Two Pages/4 Hero

イギリスのテクノユニット、4ヒーローの3rdアルバム。1998年発売。
4ヒーローは特に初期にはドラムンベースの曲を多く発表していた。本作も概ねドラムンベースである。
自分が彼らに興味を抱いたのは、J-WAVEで「Star Chasers」が流れてきて、「ああ、いい曲だなあ」と感じたからだった。

4Hero – Star Chasers

ドラムンベースはジャングルの忙しないリズムに穏やかなメロディーを乗せることで独特の浮遊感を生み出すのが特徴で、ちょうどボサノヴァのようにハマると抜け出しがたい魅力がある。
また、打ち込みでもライブでも表現できるのでいろんなジャンルに応用しやすいこともあり90年代後半からずいぶん流行ったものだった。
本作でも生ベースや生ストリングスが多用されていて、あまりテクノっぽくない、むしろジャズっぽい音になっているので尚更自分には好みだったりする。

曲目
1. Loveless [feat. Ursula Rucker]
2. Golden Age Of Life
3. Planetaria (A Theme From A Dream)
4. Third Stream
5. Wormholes
6. Escape That
7. Mother Solar Pt.1
8. Spirits In Transit (Edit)
9. Greys
10. The Action (Album Version) [feat. Ish (aka “Butterfly”)]
11. Star Chasers
12. Wishful Thinking (Edit)
13. Normal Changing World
14. Universal Reprise
15. We Who Are Not As Others (Album Version (Edited))
16. Humans
17. Pegasus 51 (Edit)
18. Three Thousand And Five (Edit)
19. De-Sci-Fer

しかしながら、CD2枚組なので長い。いつも「Star Chasers」までは頑張って聴くのだが、その後は聴き流しになっちゃうんだよなあ。
過ぎたるは及ばざるがごとし。

The Sign/Ace Of Base

スウェーデンのテクノポップ・グループ、エース・オブ・ベースの1stアルバム。1993年発売。
90年代に活躍した頃のボーカル姉妹は現在は抜けてしまったようだけど、2010年にアルバム「The Golden Ratio」を発表するなど、その後も4人体制での活動は続いている模様。
テクノではあっても、歌モノ中心で万人に受け入れられる彼らのサウンドは聴いていて心地よい。トランスなどと違って淡々とした落ち着いたリズムなので聴き疲れもしない。
このデビューアルバムが2000万枚を超えるセールスになったのに、彼らはスウェーデンのレコード会社とは契約してもらえなくてデンマークの会社からシングルを売り出したとのこと。
そんなエピソードは、テクノポップに対する音楽業界の偏見を表しているかもしれない。日本でもPerfumeの方向性について事務所とプロデューサー(中田ヤスタカ)の対立があったらしいし。
テクノはカッコいいと思うし、テクノと称さない音楽ジャンルでも相当がテクノ的な要素を取り入れているのにね。

曲目
1. All That She Wants
2. Don’t Turn Around
3. Young And Proud
4. The Sign
5. Living In Danger
6. Dancer In A Daydream
7. Wheel Of Fortune
8. Waiting For Magic (Total Remix 7′)
9. Happy Nation
10. Voulez-Vous Danser
11. My Mind (Mindless Mix)
12. All That She Wants (Banghra Version)

Ace of Base – The Sign (Official Music Video)

Atlantis/Eric Serra

映画「アトランティス」のオリジナルサウンドトラック。映画は1991年公開。
フランス人作曲家のエリック・セラは、映画監督のリュック・ベッソンの作品の音楽で特に知られる。
「アトランティス」は特に海中の映像を撮ったドキュメンタリー(?)的な作品で、冒頭のナレーション以外セリフがほとんどないため、必然的に音楽の果たす役割が大きい。
エリック・セラというと「グラン・ブルー」の方が有名だろうけれど、自分は「アトランティス」の方が映画としても音楽としても好き。
映像と音楽のシンクロ度がとても高いので、できればDVDかBlu-rayで聴く(観る)のをお勧めするけれど。
海ヘビとかアシカとかペンギンとかマンタとか、見ていてすごく楽しい。後半、ちょっと重苦しくなるけど。

曲目
1. クリエイション
2. 天使たちの饗宴
3. 深海の幻影
4. スネイク
5. イグアナ・ダンス
6. 知られざる世界へ
7. マジック・フォレスト
8. 魔物の王国
9. 人魚伝説
10. 至福の時
11. シャーク・アタック
12. 氷の世界

自分はDVDを持っててCDは持ってなかったんだけど、Google Play Musicで探したらエリック・セラのサントラ作品がほとんどあったのでラッキー。

globe/globe

小室哲也率いるトランステクノユニットglobeの1stアルバム。1996年発売。
自分は当時、小室系を聴いていたわけではなかったけれどテレビでもFMでも電源をONすればイヤでも小室作品が流れてくるような状況だった。
とりわけ、このアルバムに含まれるシングル曲「DEPARTURES」は印象的な駆け上がりで始まるサビで、一度聴いたら忘れないくらい強烈だった。
日本ではまだアンダーグラウンドなイメージの強かったトランスをJ-POPシーンのド真ん中に引っ張り出したのは小室哲哉の大きな功績だろう。
YouTubeから「DEPARTURES」のライブ映像を拾ってみた。マーク・パンサー抜きだけど。あと動画タイトルが間違ってる(Sがない)のはご愛敬ということで。

globe-departure

曲目
1. GIVE YOU
2. Feel Like dance
3. GONNA BE ALRIGHT
4. DEPARTURES
5. Regret of the Day
6. Joy to the love
7. SWEET PAIN
8. Always Together
9. Precious Memories
10. FREEDOM
11. MUSIC TAKES ME HIGHER
12. LIGHTS OUT

懐かしきかな、90年代。

Unplugged/The Corrs

アイルランドのロックバンド、ザ・コアーズのアンプラグド・アルバム。1999年発売。
アメリカのMTVの同名番組のライブ録音をアルバム化したもので、アメリカでもブレークした3rdスタジオアルバム「In Blue」(2000年)の直前になる。このMTVの出演がアメリカでの認知度アップに貢献したのかもしれない。
この人たちの曲はケルト音楽を上手に取り入れていて、売れ線狙いのポップ路線との使い分けで人気とアイディンティティーを両立させている。
通常のアルバムではダンスミュージック的なポップサウンドで楽しませてくれるけど、このライブではアンプラグドということでケルトっぽさが際立つアレンジが多い。
肩の凝らないアコースティックな音が欲しい時にはちょうどいい良盤。

曲目
1. Only When I Sleep
2. What Can I Do
3. Radio
4. Toss The Feathers
5. Runaway
6. Forgiven, Not Forgotten
7. At Your Side
8. Little Wing
9. No Frontiers
10. Queen Of Hollywood
11. Old Town
12. Lough Erin Shore
13. So Young
14. Everybody Hurts

アンプラグド盤を聴いた後は、オリジナルアレンジとの比較がまた楽しい。

Ray Of Light/Madonna

マドンナの1996年発売の8thアルバム。
そうか、これも20年前になってしまったのか。時が経つのは本当に早い・・・。
マドンナって別に好きじゃないんだけどね。ただ、このアルバムにはちょっとビックリした。テクノあり、アンビエントあり、エスニックありでヒンディー語?だけの曲もあり。そうして構築されたサウンドはポップミュージックの最先端。これは90年代を代表する名盤だな、と勝手に思ってるけど。
そしてまたジャケ写の御姿の神々しさよ・・・と思ったら何枚か後ではまた悪趣味なピンクのレオタードを着てるとか。同じことは二度やらない。それが一流の証か?

曲目
1. Drowned World/Substitute For Love
2. Swim
3. Ray Of Light
4. Candy Perfume Girl
5. Skin
6. Nothing Really Matters
7. Sky Fits Heaven
8. Shanti/Ashtangi
9. Frozen
10. The Power Of Good-Bye
11. To Have And Not To Hold
12. Little Star
13. Mer Girl

たぶん他のアルバムはもう今更聴かない。マドンナはこれ一枚で十分お腹いっぱい。

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