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香水有毒/胡楊林

すっかり忘れてたけど、自分にとって理想の歌声の女性歌手を紹介するのだっけ。
経緯はこちら

中国の胡楊林(フー・ヤンリン)という歌手の声が、非常に好き。
7、8年前に歌舞伎町や池袋にある中華雑貨屋で流行歌のCDを漁っていた時期があって、そのときに数百円で買ったアルバム「香水有毒」でこの人に出会い、それ以来ずっと愛聴盤にしている。
2006年にデビューして、このアルバムは1stになる。
タイトル曲の「香水有毒」はシングルでも大ヒットした代表曲で、自分もこの歌がとても気に入っている。

胡楊林-香水有毒

こういう声なら日本でも結構いそうな気がするんだけど、なかなかツボにはまる人には出会えなかった。っていうか、宇多田とかPerfumeとか聴くようなCDの買い方をしている時点で、回避行動を取っているのと同じなのかもしれないけど。
柴田淳もなかなか手を出すのは勇気が要ったし。CDを買って手元に置くというのは、それなりの縁がないとね。
そういう意味では、日本でプロモーションしてたわけでもないのに愛聴盤となっているこのCDには、ただならぬ因縁を感じる。

曲目
01. 香水有毒
02. 想不起
03. 喝給自己
04. 融化的咒語
05. 近水樓臺的月亮
06. 塵埃
07. 再見
08. 老鼠愛大米
09. When I see you smile
10. 香水有毒 慢搖版
11. 香水有毒 伴奏版

このアルバムの中では「老鼠愛大米」も秀逸。中国では多くのアーティストがカバーする名曲だけど、著作権絡みのゴタゴタでちょっと残念な扱いになっているみたい。
日本では「ねずみはコメがすき」という曲名でNHKの「みんなのうた」で流れた。

ねずみは米がすき – 美山加恋 – フルサイズカラオケ

原曲の歌詞はもっともっと切々としたラブソングで、それを胡楊林の声でそっと歌われるともう降参するしかない。
昔はYouTubeで聴けたような気がするけど、今は出てこないみたい。他のアーティストの動画はたくさん出てくるんだけど。
日本語のWikipediaでも彼女の記事が無くなっちゃったし。無念。

my life/alan

日本ではavexからデビューした中国人歌手alanの2ndアルバム。
中国人とは言っても、漢族ではなく少数民族のチベット族出身とのこと。
日本では映画「レッド・クリフI・II」のテーマ曲を歌ってやや脚光を浴びたけれど、アルバムを2枚(それにベスト盤を1枚)出しただけで活動の拠点を中国本土に移してしまった。
日本でのアルバムは、日本語の発音もとてもきれいで聴き難さはまったくない。何も言われなければ日本人が歌っていると信じても不思議ないレベル。
アルバムの前半は「別に中国人が歌わなくてもいーじゃん」的な歌ばかりで、正直がっかりするが、後半からグッと盛り返してくる。最後の3曲は文句の付けようがない。
この人の声は、高音がきれいによく伸びるけれど、低音もふくよかでしっかりと歌える。歌声には弱点なし。
このアルバム自体はまあ普通の出来かなと思うけれど、alanという歌手が素晴らしいのは確か。

曲目
1. reflection ~overture~
2. Swear
3. One
4. 見つめていたい
5. 涙 (Smooth Jam Mix)
6. Lost Child
7. Butterflies
8. Essence of me
9. Call my name
10. 白い翼
11. Nobody knows but me
12. BALLAD ~名もなき恋のうた~
13. 久遠の河
14. my life

YouTubeで音源を拾っておこう。
これは「久遠の河」の中国語版、「赤壁(大江東去)」。

阿兰Alan-赤壁《大江东去》高清HD MV, Red Cliff Movie

次はこのアルバムのタイトル曲。日本語。自分はこの曲が一番気に入っている。

alan / my life

中国では多くの歌手にカバーされている「青蔵高原」という歌。「青蔵」とはチベットのこと。「阿兰·达瓦卓玛」はalanの中国でのフルネームらしい。

青藏高原 阿兰·达瓦卓玛

日本で売り出してた頃はavex臭さがちょっと鼻に付くなあ、と思ってたけど、聴き直してみるとやっぱり良い歌手だね。
中国でも売れてるみたいだし、YouTubeがあれば新しい曲も(中国語だけど)聴けるし。末永く活躍してください。

張 靚穎(Jane Zhang)

張靚穎(ジャン・リャンイン 英:Jane Zhang)は中国(大陸)の女性歌手。
10年くらい前に中国旅行した際に、現地で適当に買った数枚のCDのうち一枚がたまたま彼女という縁。
当時はアメリカン・アイドルの全盛期で、世界中で類似の番組が作られた。中国でも「超級女声」という女声限定のオーディション番組があり、彼女はそのシーズン2で三位になり歌手デビューした。

YouTubeから当時の動画を引用。

デビュー以降は映画のテーマを歌うなど、飛ぶ鳥を落とす勢いの人気歌手だった。
映画「女帝<エンペラー>」で使われた「我用所有報答愛」はこの人の曲では一番好きだ。邦題こそフザケているが映画の原題は地味に「夜宴」で、俳優陣も脚本もしっかりしており、映像もきれいなので中国映画に抵抗がない人にはオススメ。

我用所有報答愛/張靚穎

映画が面白かったのはこちらも。

この「画皮」(邦題)という映画はちょっと怖いところもあるが、2000年代の中国最強の女優陣(ジョウ・シュン、ヴィッキー・チャオ、スン・リー)を惜しみなく投入した非常に見応えのある映画である。
張靚穎の歌はちょっと落ち着いて普通っぽくなってしまったのが惜しいところだが、まあ映画が面白いのでオススメ。
なんか映画の紹介記事になってしまったな。

張靚穎くらいの歌手のCDが簡単に手に入らんものかな、と思うのだけど、日本でC-POPのCDを置く店はそのとき流行っているものだけをさっと仕入れてさっさと売り切ってしまうので欲しいものがなかなか手に入らなくて困る。
香港・台湾辺りで海外発送する業者も似たり寄ったりで、在庫切れがとにかく多いのである。

かろうじてAmazonデジタルミュージックやiTunesで3rdアルバム「我相信」(配信のタイトルは「I Beleive」になっている)が購入可能。このひとつ前の「張靚穎@音楽」がとても良いアルバムだったのだが、入手不可で残念。

My Life, My Songs/amin

上海出身のaminが日本語混じりで歌う、アンプラグドな一枚。
冒頭の曲「我是一只小小鳥」(私は小さな小さな一羽の鳥)の歌詞を知ると、彼の国にはこんなにも自由を切望する歌があるのかと思わず涙してしまうのである。
以前はネットで検索すればサクッと和訳が出てきたんだけどね。
aminの優しい声もとても好き。

1. 我是一只小小鳥
2. Just Start From Now
3. 春よ、来い
4. 巡る季節の中で
5. 我家在那里~桃花源
6. 君につづく空
7. 時の翼
8. 卒業写真
9. 橄欖樹
10. Passenger
11. ありがとう
12. 風のゆく道

aminの歌は、ずいぶん前にサントリーのウーロン茶のCMでも聴けたね。あと「RYDEEN 雷電」も押さえておくといいかも。そう、YMOのカバー。