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Yvette Young

イベット・ヤングという人はアメリカの女性ギタリストらしい。
自分が知ったのは音楽ブログ「地下室タイムズ」の次の記事で。
バカテクタッピング”森ガール”シンガーソングライター Yvette Young

その記事で紹介された動画のまるパクリみたいになってしまうけど、やっぱりイベット・ヤングさんを紹介したいのでご免なさい。

Yvette Young – ‘Of Age’ // Tuff Session

Yvette Young – a map a string a light [original]

これらの動画は2013年に公開されているのだけど、この時点では歌+変態ギターの弾き語りだった。しかしその後、2015年にはギターの腕だけでプロになってしまったらしい。7弦か8弦のギターを使っているみたい。

Yvette Young performs Hydra on CreativeLive

Yvette Young plays “Sea Dragon” live on EMGtv

こういうジャンルの音楽を好きではない人も多いかも知れない。この人のギターの特徴は何といってもビート感やメロディー感が欠落した感じで、延々とアルペジオのようなフレーズを聴かされるところなので。
しかし動画を見ながら指の動きを追っていると、よくまあこんなにアイディアが出てくるもんだな、と思わず感心してしまう。
個人的には2013年の弾き語りスタイルの方が面白かったかな。ぜひ歌も頑張って欲しい。

CDが発売されたとかの話もあるけど、日本のAmazonとかGoogle Play Musicではまだ検索しても出てこないのでしばらくはYouTubeが頼りの模様。

Elegant Gypsy/Al Di Meola(国宝級)

ジャズ/フュージョン・ギタリスト、アル・ディメオラの2ndアルバム。1977年発売。
本人曰く「最も商業的に成功したアルバム」だそうで、日本のギタリストでもこのアルバムを「好きなギターアルバム」にリストアップすることが結構多い。
特にスパニッシュ・ギターの名手パコ・デ・ルシアとのデュエット「Mediterranean Sundance」は、そのテクニックもすごいが音楽的にも美しい名曲で、自分もこのアルバムでは一番好きである。
「速弾き」ばかりが取り沙汰されがちなアル・ディメオラ先生だけれど、自分はギタリストではないのでそのテクニックなどどうでもよくて、ただ切なく哀しく激しい音楽を紡ぎ続けてオルタネートピッキング一筋で生きるその一途さを敬愛するばかりである。

曲目
1.Flight Over Rio
2.Midnight Tango
3.Mediterranean Sundance
4.Race With Devil On Spanish Highway
5.Lady Of Rome, Sister Of Brazil
6.Elegant Gypsy Suite

隅から隅まで憶え尽くすくらいに聴き込んだアルバムだけれど、それでもまた聴くと「やっぱり良い!」と思えるんだよね。

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Kaki King

アメリカの女性ギタリスト、カーキ・キングのYouTubeの動画から。
マイケル・ヘッジスの流れを汲む、と言っても馴染みのある人は多くないだろうけど、日本で言えば押尾コータローのようにギターの可能性を追求するようなタイプである。

Kaki King – Playing With Pink Noise (Live)

本当はアルバムを紹介しようかと思ったんだけど、ついでに動画も・・・と思って探してたらちょっとこの動画がすごかったんで、アルバムよりもこっちだろ、と方針転換。
こういうスタイルの人は多いけど、この動画の演奏みたいに分厚い音を出してる人はそうそういない。またエレアコにエフェクターを積極的に使っているところも面白い。
アコースティックギターという楽器はもちろん美しい音色と響きを持った楽器なのだけど、ここまで攻撃的な音も出せるものなのね。
しかし、弾いている指の動きより何倍も多くの音が弾き出されているように聴こえるのは錯覚なのか?
アルバムは3枚くらい聴いたけど、この人はライブの方がずっと面白そうね。

Never Enough/Melissa Eetheridge

アメリカのロックミュージシャン、メリッサ・エスリッジの1992年の3rdアルバム。
この人の名前は動画で確認したところでは「エザリッジ」っぽく聞こえたけど、日本の公式では昔から「エスリッジ」になってる。
何かの雑誌のCDレビューを見て買った記憶がある。90年代は音楽はあまり聴かなくてハリウッド映画ばかり観ていたので、何となくアメリカ的な音楽に心惹かれたのだと思う。
新宿の三越の地下にVirgin Mega Storeがあった頃で、そこで買ったような覚えあり。(その後、新宿のVirgin Mega Storeは明治通り沿いの南口の方に移転した。今はないけど)
90年代はHMV、Virgin、タワレコなどが猛威を振るっていて、都内では輸入盤がコンビニ弁当のような気軽さで買える時代に突入していた。
それを考えると20年後の現在はちょっと寂しい状況だ。その代わりAmazonがあるけど。AmazonはうっかりするとCDが2週間かけて航空便で届いたりする。これもまたすごい時代だな。
全体に爽快なロックが基調で、「The Letting Go」のような聴かせるバラードもある。2曲目の「2001」はちょっとアレンジが面白い。冒頭の「Ain’t It Heavy」も印象的でカッコいい曲だと思っていたけど、実はグラミーを受賞していたことをさっきWikipedia(U.S.)で知ったばかり。20年気づかなかった・・・。

曲目
1. Ain’t It Heavy
2. 2001
3. Dance Without Sleeping
4. Place Your Hand
5. Must Be Crazy For Me
6. Meet Me In The Back
7. The Boy Feels Strange
8. Keep It Precious
9. The Letting Go
10. It’s For You

アメリカの女性ロッカーのカッコよさは独特のものがあるよね。なぜだろう?

Paris, Texas(Original Soundtrack)/Ry Cooder

映画「パリ、テキサス」のサウンドトラック・アルバム。映画の公開は1984年。音楽はアメリカのギタリスト、ライ・クーダー。
監督のヴィム・ヴェンダースはいつも映画の最後を長々とした独白のセリフで締めくくるのだが、この映画のそれは場面の特性からものすごくそれが効果的で、思わず涙をそそられるのであった。
いや、映画の話じゃない。音楽だ。
「アメリカの音楽のイメージ」というと、自分はジャズでもカントリーでもなくて、このアルバムのギターの音である。それくらいに風景を感じさせる音なのだが、それはもちろん映画を観てしまったからだろう。
スライドギターの紡ぎ出す音の不思議な響きはまるで乾いた空気をそのまま音にしてしまったような音で、映画の冒頭の砂漠の場面とあまりにマッチし過ぎている。

曲目
1. Paris, Texas
2. Brothers
3. Nothing Out There
4. Cancion Mixteca
5. No Safety Zone
6. Houston In Two Seconds
7. She`s Leaving The Bank
8. On The Couch
9. I Knew These People
10. Dark Was The Night

サントラ買う前に映画を観ようね。

Believe/Orianthi

歌って弾ける美女、オリアンティの2009年の2ndアルバム。
この人はもちろんギターが上手いんだけど、歌もいいと思う。
ストレートなロックで歌とギターの魅力をビシバシとぶつけてくる楽しいアルバムだ
YouTubeにもオリアンティの動画はたくさんあって、とにかくカッコいい。

Orianthi – According To You

こっちの動画ではスティーブ・ヴァイと共演。ヴァイ顔長すぎ。

Orianthi – Highly Strung ft. Steve Vai

曲目
1. According to you
2. Suffocated
3. Bad news
4. Believe
5. Feels like home
6. Think like a man
7. What’s it gonna be
8. Untogether
9. Drive away
10. Highly strung
11. God only knows

この人は一度ライブ見たいなあ。

Still Life (Talking)/Pat Metheny Group

1987年のパット・メセニー・グループのアルバム。
ラテン色が強いアルバムで、自分が聴いたパット・メセニーのアルバムの中ではこれが一番好き。初めて買ったパット・メセニーのアルバムだったということもかなり影響してるけど。
ギターのプレイも上手いけれど、作曲のアイディアが豊富で長く聴いていても飽きが来ない。冒頭から6/8拍子で始まるし。ギターとコーラスがユニゾンするのもカッコいい。
パット・メセニーはギターシンセもよく使うので、ギターに聴こえない音が実はギターで弾いていたりする。ライル・メイズの弾くピアノソロ以外は、ソロを取っているのは全部パットだと思った方がいいかも。

曲目
1. Minuano (Six Eight)
2. So May It Secretly Begin
3. Last Train Home
4. (It’s Just) Talk
5. Third Wind
6. Distance
7. In Her Family

もう30年近くも経つのか。良いアルバムは一生ものだね。

All Your Life: A Tribute To The Beatles/Al DiMeola

そう言えば、長いことこの人をフォローしてなかったな、と思い出したのがオルタネートピッキングの鬼、アル・ディメオラ先生。
久しぶりにチェックしてみると、2013年だけどちゃんと新しいアルバムが出てた。しかもビートルズのカバー。ちょっとびっくりした。
つい10年前まで思いっきりアルゼンチンタンゴに没入してたじゃないか?ああ、10年前か(笑)
しかしこの振り幅。さすが達人は違う。
というわけで、全曲ビートルズだった。しかもイギリスまで遠征してアビー・ロード・スタジオでの録音。
ギターは複数パートが重ねられていることもあるけれどそれはご本人の多重録音らしい。リズム担当でパーカッショニストがお供しているのと「Eleanor Rigby」でストリングスが入る他はゲストミュージシャンもなし。
アルバムジャケットには遠征中のスナップ写真が散りばめられていたけど、予想通り例の横断歩道を一人で渡る先生の姿が・・・。
このアルバム、すごく良い。アル・ディメオラ流の語り口に慣れない向きにはちょっと難解に感じられるかも知れないけれど、心を開いてギターの響きとラテンのリズムに身を委ねればそこはもう地中海。
ちょっと消化し過ぎではないか?というくらいのディメオラ節全開。カッコよい。
最近のギタリストはタッピングだのハーモニクスだのスウィープだのとあの手この手で派手さをアピールするけれど、オルタネートピッキング一筋でギターの彼岸まで到達しかねない先生の一途さを見習うべき。

Al Di Meola “Blackbird”

曲目
1. In My Life
2. And I Love Her
3. Because
4. Michelle
5. I Will
6. Eleanor Rigby
7. Penny Lane
8. Blackbird
9. I Am the Walrus
10. A Day in the Life
11. Being for the Benefit of Mr. Kite
12. With a Little Help from My Friends
13. If I Fell
14. She’s Leaving Home

「先生」とは呼んでいても自分はギタリストではないので、ギターテクではなくあくまでその音楽性を尊敬しての「先生」ということで。
この人は深いです。

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Unplugged/Eric Clapton

エリック・クラプトンの1992年のライブアルバム。
MTVの企画番組「アンプラグド」の音源をCD化したもの。この時期、アンプラグド物は流行りに流行ったけれど、このアルバムの売れ方は別格だったような気がする。
自分は特にクラプトンのファンではないけれど、このアルバムはすごく良いし、特に「ティアーズ・イン・ヘヴン」は掛け値なしの名曲だと思う。洋楽で好きな曲を挙げろと言われたら自分はイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」とこの曲を挙げる。「好きなアルバム」という聴き方をされたら「ホテル・カリフォルニア」が勝っちゃうけど。

1. シグニ
2. ビフォー・ユー・アキューズ・ミー
3. ヘイ・ヘイ
4. ティアーズ・イン・ヘヴン
5. ロンリー・ストレンジャー
6. ノーバディ・ノウズ・ユー
7. いとしのレイラ
8. ランニング・オン・フェイス
9. ウォーキン・ブルース
10. アルバータ
11. サンフランシスコ・ベイ・ブルース
12. モルテッド・ミルク
13. オールド・ラヴ
14. ローリン&タンブリン

久しぶりに聴いたらギターを弾きたくなったので、これから楽譜を引っ張り出して練習するのだ。全然下手くそなんだけど。

CAVATINA/村治佳織

日本が世界に誇る女性クラシックギター奏者、村治佳織。
このアルバム「CAVATINA」は一般の雑誌のCDレビューコーナーなどでもプッシュされるくらいによく売れていた。そういうのに乗せられて買った自分が言うのだから間違いない。
自分はクラシックはごくわずかしか聴かないけど、何度か増えたCDを大量リストラした折にもこのアルバムはそれを見事に乗り切っている。愛聴盤というほど繰り返しては聴いていないが、確実に「手放したくない1枚」である。
世界中にはロックやジャズやあらゆるジャンルに数え切れないほどの凄腕ギタリスト達がいるわけだけど、この人の演奏はそういう中でも決して埋もれることのない普遍的な美しさがあると思う。それに時折見せる気迫のこもった激しい演奏も「本物」だと思う。
ちなみに、この人はお父さんから3歳の時からギターの特訓を受けたらしい。世界で名を成すには親にも本人にも迷いなどあってはならんのだなあ。きっとお父さんもギターと音楽を心から愛してたんだろうね。案外、大切なのはその人への愛を伝えようとすることよりも、自分の愛する何かを人へ伝えようとすることなのかも。

曲目
1. Sunburst
2. Un Sueno en la Floresta
3. El Colibri
4. Vals Venezolano No.3
5. I. Confuseta
6. II. Melancolia
7. III. Epilogo
8. Cavatina
9. Vals Venezolano No.2
10. I. La Harpe du Guerrier
11. II. La Fuite des Amants par la Vallee de Echos
12. III. Ballade de la Demoiselle Amoureuse
13. Lullaby
14. My Favorite things
15. Calling you

今、このアルバムを聴きながら記事を書いているところだけど、このアルバムを聴いていつも感じるのは1本のギターが紡ぎ出す音の世界のなんと豊かなことよ!ということ。
ギターってすごい。