ミナミカゼ/城南海

城南海(きずき・みなみ)のカバーアルバム。2015年発売。オリジナルアルバムとは通算で4作目に当たる。カバーアルバムは2枚目。
奄美大島のシマ唄をルーツとする歌手で、2006年にデビューしたらしいが自分は最近まで知らなった。2014年からテレビのカラオケ番組に度々出演していたとのことなので、自分と違って(つまり普通の人)テレビを楽しむ人たちにはお馴染みの歌手なのかもしれない。
カラオケ番組でのパフォーマンスがYouTubeにあったのでリンクしておくけど、あきれるほど上手い。

城南海 ORION 100点

カラオケ100点はさておき、カメラの前でこれだけ歌えるのは(プロだから当然だろうけど)やっぱりすごい。
オリジナルアルバム2枚、カバーアルバム1枚を聴いてみたけど、この人はカバーアルバムの方がいいなあ。何しろ曲が良いからね。
オリジナルアルバムの中にももちろん良い曲はあるけれど、やっぱり繰り返し歌われる名曲の力は絶大。
アーティストはもっとカバーを積極的にやってくれないかなあ。

曲目
1.渚(スピッツ)
2.少年時代(井上陽水)
3.たしかなこと(小田和正)
4.風になりたい(THE BOOM)
5.涙そうそう(BEGIN、夏川りみ)
6.ひこうき雲(荒井由実)
7.青春の影(チューリップ)
8.流星群(鬼束ちひろ)
9.オリビアを聴きながら(杏里)
10.思いがかさなるその前に…(平井堅)
11.ハナミズキ(一青窈)
12.夏の終わり(森山直太朗)

自分はシマ唄の歌い回しが結構好きなのかも。シマ唄タグを作っておこう。

globe/globe

小室哲也率いるトランステクノユニットglobeの1stアルバム。1996年発売。
自分は当時、小室系を聴いていたわけではなかったけれどテレビでもFMでも電源をONすればイヤでも小室作品が流れてくるような状況だった。
とりわけ、このアルバムに含まれるシングル曲「DEPARTURES」は印象的な駆け上がりで始まるサビで、一度聴いたら忘れないくらい強烈だった。
日本ではまだアンダーグラウンドなイメージの強かったトランスをJ-POPシーンのド真ん中に引っ張り出したのは小室哲哉の大きな功績だろう。
YouTubeから「DEPARTURES」のライブ映像を拾ってみた。マーク・パンサー抜きだけど。あと動画タイトルが間違ってる(Sがない)のはご愛敬ということで。

globe-departure

曲目
1. GIVE YOU
2. Feel Like dance
3. GONNA BE ALRIGHT
4. DEPARTURES
5. Regret of the Day
6. Joy to the love
7. SWEET PAIN
8. Always Together
9. Precious Memories
10. FREEDOM
11. MUSIC TAKES ME HIGHER
12. LIGHTS OUT

懐かしきかな、90年代。

Unplugged/The Corrs

アイルランドのロックバンド、ザ・コアーズのアンプラグド・アルバム。1999年発売。
アメリカのMTVの同名番組のライブ録音をアルバム化したもので、アメリカでもブレークした3rdスタジオアルバム「In Blue」(2000年)の直前になる。このMTVの出演がアメリカでの認知度アップに貢献したのかもしれない。
この人たちの曲はケルト音楽を上手に取り入れていて、売れ線狙いのポップ路線との使い分けで人気とアイディンティティーを両立させている。
通常のアルバムではダンスミュージック的なポップサウンドで楽しませてくれるけど、このライブではアンプラグドということでケルトっぽさが際立つアレンジが多い。
肩の凝らないアコースティックな音が欲しい時にはちょうどいい良盤。

曲目
1. Only When I Sleep
2. What Can I Do
3. Radio
4. Toss The Feathers
5. Runaway
6. Forgiven, Not Forgotten
7. At Your Side
8. Little Wing
9. No Frontiers
10. Queen Of Hollywood
11. Old Town
12. Lough Erin Shore
13. So Young
14. Everybody Hurts

アンプラグド盤を聴いた後は、オリジナルアレンジとの比較がまた楽しい。

BABYMETAL/BABYMETAL

たぶんもう知らない人はいないBABYMETALの2014年の1stアルバム。
名前は知っていてもわざわざ聴かない人の方が世間的には多い気がする。自分もそんな一人だったけど、最近Google Play Musicでアルバムまるごと聴けるようになったので聴いてみた。
存在を知った時の第一印象はPerfumeの「テクノポップ」を「ヘビーメタル」に差し替えたみたいだと思ったけど、これはプロデューサーもそう語っているらしい。
「メタルレジスタンス」という架空の背景設定を持ってきて「世を忍ぶ仮の姿」とする辺りは聖飢魔Ⅱの手法だし、歌詞やメロディーは純粋なメタルというよりはアニソンに近い。それに加えて随所に散りばめられた「和」の要素。こうした既視感のある「有り物」を組み合わせたにしても、アイドル+メタルというのは確かにブッ飛んでいて面白かった。
結果として1stからUS、EUでアルバムをリリースし、世界ツアーを日本最速レベルで実現してしまったわけで、これはひょっとしてビックリ日本新記録(古い)なのではないだろうか?

曲目
1. BABYMETAL DEATH
2. メギツネ
3. ギミチョコ!!
4. いいね!
5. 紅月-アカツキ-
6. ド・キ・ド・キ☆モーニング
7. おねだり大作戦
8. 4の歌
9. ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
10. Catch me if you can
11. 悪夢の輪舞曲
12. ヘドバンギャー!!
13. イジメ、ダメ、ゼッタイ

好き嫌いはあるにしても、今、外国人をこれだけ熱狂させることができる日本人はBABYMETALと初音ミクしかいないことだけは確実だろう。イギリス人が指でキツネ作ってるぞ。
自分的には「LADYMETAL」に成長するまで待ちたいところだな。

BABYMETAL – Ijime,Dame,Zettai – Live at Sonisphere 2014,UK (OFFICIAL)

SPRING IS HERE/小曽根真

ジャズピアニスト、小曽根真の1987年発売の3rdアルバム。ストレートでスタンダードなジャズピアノアルバム。
正直なところ、自分は日本のジャズミュージシャンはほとんど聴いていないのである。
なんでかというと、自分はオスカー・ピーターソンやビル・エヴァンスが好きなので、その「流れ」で聴いても違和感のないものを求めちゃうんだけど、日本の一流の人たちのジャズはちょっと頑張りすぎてアバンギャルドな方に走りやすいんだよね。結果、ビル・エヴァンスを1枚聴いた次に・・・という流れには合わないものが多いような気がする。
だけど、このアルバムにはそういう違和感はなくて、自分の好きな他のジャズアルバムと混ぜておいてもすごく普通に聴けるのである。
決して手数が少ないわけでもないし、テンポが遅いわけでもないんだけど、余裕のあるプレイをしている気がする。詰め込み過ぎてなくて、力んでなくて、聴く側にどのように聴こえているかわかっているような心地よさがある。
なので、「そうそう、こういうアルバムが欲しかったの」と感じさせてくれるんだよね。

曲目
1. ビューティフル・ラヴ
2. スプリング・イズ・ヒア
3. サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム
4. 君住む街で
5. 夜は千の眼を持つ
6. マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ
7. オー・グランデ・アモール
8. タンジェリン

この人は活動の幅が広いので、うっかり手を出すとクラシックだったりするので要注意。

Feels So Good/Chuck Mangione

アメリカのフリューゲルホーン奏者、チャック・マンジョーネの1977年のアルバム。
フリューゲルホーンというのはトランペットを少し大きくしたような恰好の金管楽器で、奏法もほぼ同じ。やや低めの柔らかで優しい音が特徴。
オーケストラやブラスバンドの世界でさえかなり地味な楽器なのだが、これを携えて世界的に大ヒット曲を飛ばしたのがこの人。そういう意味では唯一無二の存在かも。
アメリカのアニメ「シンプソンズ」にも山積みのダンボール箱の合間で暮らす変な人役で取り上げられていたが、その時もいつもの帽子にフリューゲルホーンだった。やっぱりアメリカでは相当の有名人なのね。
「フィール・ソー・グッド」は本当にいい気分なご機嫌な曲で、シンプルなのに忘れがたい味のあるメロディーで今でも時々口ずさんだりする(のは自分くらいか?)。
下のライブ映像では残念ながらヒゲがない。

Chuck Mangione – Feel So Good ( Live In Cannes 1989 )

曲目
1.Feels So Good
2.Maui-Waui
3.Theme From ‘Side Street’
4.Hide & Seek (Ready Or Not Here I Come)
5.Last Dance
6.The XIth Commandment

70年代から80年代に掛けては、ジャズ・フュージョンの管楽器奏者がテレビCMとかでも大活躍だったんだけどね。
ハーブ・アルパートや日野皓正、渡辺貞夫とか。

Ecotopia/Oregon

日本ではあまり知られていないけど1970年代初期から活動しているオレゴンというバンドがあって、自分はなぜか偶然に彼らのアルバムの一枚を買ってしまい、割と気に入って今も時々聴いている。
ジャンルとしてはジャズかフュージョンかということになるのだろうけど、70年代~80年代に全盛だったクロスオーバー/フュージョンの流れとは音的にまるで異なっていて、オレゴンの(というかこのアルバムの)の音は乾いた冷たい空気を連想させるような透明感のある響きに満ちていて、リズムもラテンやジャズやロックではなくアメリカ先住民族の音楽を思わせるような素朴でストレートなものである。
自分がこのアルバムで一番気に入っている曲がYouTubeにアップされていたので貼っておく。ただし動画でなくアルバムアートが表示されているだけなので曲だけ聴いてね。

Oregon – Innocente

曲目
1. Twice Around The Sun
2. Innocente
3. WBAI
4. Zephyr/Ecotopia
5. Leather Cats
6. ReDial
7. Song Of The Morrow

自分はこの1枚しか聴いてなかったのだけど、Google Play Musicで検索したら今も活動していてアルバムも結構多いので、これからゆっくり聴いて行こう。

Kaki King

アメリカの女性ギタリスト、カーキ・キングのYouTubeの動画から。
マイケル・ヘッジスの流れを汲む、と言っても馴染みのある人は多くないだろうけど、日本で言えば押尾コータローのようにギターの可能性を追求するようなタイプである。

Kaki King – Playing With Pink Noise (Live)

本当はアルバムを紹介しようかと思ったんだけど、ついでに動画も・・・と思って探してたらちょっとこの動画がすごかったんで、アルバムよりもこっちだろ、と方針転換。
こういうスタイルの人は多いけど、この動画の演奏みたいに分厚い音を出してる人はそうそういない。またエレアコにエフェクターを積極的に使っているところも面白い。
アコースティックギターという楽器はもちろん美しい音色と響きを持った楽器なのだけど、ここまで攻撃的な音も出せるものなのね。
しかし、弾いている指の動きより何倍も多くの音が弾き出されているように聴こえるのは錯覚なのか?
アルバムは3枚くらい聴いたけど、この人はライブの方がずっと面白そうね。

Coming Up for Air/Kodaline

アイルランドのロックバンド、コーダラインの2ndフルアルバム。2015年発売。
よく知らないバンドだけど、Google Play Musicが強烈にプッシュしてきたので聴いてみた。

これくらいのプッシュ度合い。
GOOGLE_PUSH_KODALINE 

これがものすごくカッコ良い。同じアイルランドだからなのかHozierと似た雰囲気もある。
アイルランドのバンドって独特の純朴さを感じるよね。UK、USA、カナダ辺りの売れ線とはちょっと違う感じ。
軽すぎず重すぎず、洗練されすぎず粗過ぎず、でも中庸でもなくて極上、みたいな形容に難しいところ。
結構凝るところは凝ってて聴いてて面白い。

曲目
1. Honest
2. The One
3. Autopilot
4. Human Again
5. Unclear
6. Coming Alive
7. Lost
8. Ready
9. Better
10. Everything Works Outin the End
11. Play the Game
12. Love Will Set You Free
13. Caught in the Middle
14. War
15. Moving on
16. Honest (Acoustic)

16曲入りかよ、多いな。と思ったけど自分が聴いてるジャパン・エディションは20曲入りだよ。長いよー。
「Lost」が一番好きかな。何をLostした歌なのかよく判らんのだけど。

Kodaline – Lost (Live in Boston)

関連記事
In a Perfect World/KODALINE

OCEAN SIDE/菊池桃子

菊池桃子の1stアルバム。1984年発売。
これも大学生の頃にレンタルレコード店で借りてカセットテープに落として聴いてた1枚。
自分は基本的にアイドルは全然ハマらなかったのだが、音楽的にカッコいいとか雑誌でグラビア見て可愛いとかだとアルバムに手を出すことがごくたまにあった。これは前者の方。
カセットテープも捨ててしまって、もう随分聴いてないんだけど記憶の限りでは良盤だったような気がして、もういちど確認してブログネタにでもしようと思ったんだけど、中古CDをどこかで見掛けて300円程度だったらとっくに入手しているはずだから中古屋を回るのは見送り、Amazonとかヤフオクを探したらCDは復刻版の新品が一番安かったという・・・。TUTAYAにもないし、もちろんGoogle Play Musicにもなし。
なのでAmazonで復刻版を買った。1,629円なり。まあ昔のLPを買うより1,000以上安いので・・・しかし今買う価値はあるのか?自分でもちょっと疑問。まあいいや。
とにかく30年ぶりに聴いてみたわけだけど、いいわこれ(笑)。なるほど記憶の片隅にこびりついてるわけだ。オケの出来が素晴らしい。アレンジも演奏も手抜きなし感ハンパない。
作曲は全部林哲司で、作詞は9曲中6曲まで秋元康だし。秋元康はおニャン子で日本を席捲してた頃だね。
聴き応えはあるんだけど、1600円もあれば今の人気バンドのEPが1枚買えちゃうからな・・・。

曲目
1. オーシャン・サイド
2. シャドウ・サーファー
3. ブラインド・カーヴ
4. サマー・アイズ
5. ふたりのナイト・ダイヴ
6. 青春のいじわる
7. イブニング・ブレイク
8. ソー・メニー・ドリームス
9. アイ・ウィル

こういうアルバムはApple MusicとかGoogle Play Musicで聴けて欲しいよね。ぜひお願い。