inside/David Sanborn

Amazarashiのせいで脳みそがオーバーヒート気味なので、ちょっとクールダウンするためにクールな音楽を。
サックス奏者、ディビッド・サンボーンの10何枚目だかのアルバム「inside」。
カッコよくてハイセンスでゴージャスなフュージョンが聴きたい、と思ったらこのアルバムは超おススメ。
何がゴージャスかと言うと、参加メンバー。複数のサイトから拾ったので重複が怖いから50音順に並べてみた。
しかも全部網羅できていたサイトはなかった。これで全部という保証もなし。
もちろん殆どは1曲か2曲の客演なんだけど、マーカス・ミラーはプロデューサー兼ベースの他、ローズやギター、クラリネットまで演奏してて「誰のアルバムだよ?」みたいな感じ。プロデューサーだからまあいいのか。

ウォレス・ルーニー
エリック・ベネイ
カサンドラ・ウィルソン
ギル・ゴールドスタイン
ジーン・レイク
スティング
ディーン・ブラウン
ディヴィッド・アイザック
ディヴィッド・サンボーン
ドクター・ジョン(ヴォーカルサンプリングのみ)
ドン・アライアス
ハンク・ロバーツ
ビル・フリーゼル
ファリード・ハーク
マーヴィン・スーウェル
マーカス・ミラー
マイケル・ブレッカー
リッキー・ピーターソン
レイラ・ハサウェイ
レニー・ピケット
ロニー・キューバー

曲目
1. Corners (For Herbie)
2. Daydreaming
3. Trance
4. Brother Ray
5. Lisa
6. When I’m With You
7. Naked Moon
8. Cane
9. Ain’t No Sunshine
10. Miss You

1曲目の「Corners(For Herbie)」は自分が好きなハービー・ハンコックのアルバム「Mr. Hands」の中の1曲をアレンジしたハービーへのオマージュになっている。全然イメージが違うから最初は気付かなかった。
誰が一番良かったかというとスティングだったり。結構な謎アルバムだ。
ちなみにこのアルバムで2000年にグラミー受賞(Best Contemporary Jazz Album)。
もしもFourPlayとか好きだったら迷わず買うべし。FourPlayにはサクソフォーンは入っていないからいい具合にバリエーションが増えるよ。

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Between the Sheets/Fourplay
Mr. Hands/Herbie Hancock
The Last Ship/STING

DocumentaLy/サカナクション

2011年発売の5thアルバム。
初めてサカナクションのアルバムを聴いてみたけど、このアルバムの関して言えばロックよりはエレクトロニカの色が濃い印象。
そう思いながら聴いていたら、「8.エンドレス」で懐かしい感覚が。まるでRei Harakamiの音のようではないか、と思いクレジットを調べたらRei Harakamiは無関係だったけど、サカナクションのフロントマンの山口一郎がRei Harakamiを猛烈にリスペクトしていたのは有名な話だったので、そのサウンドを取り入れようとしたのだな。なるほど納得。
その他の曲でも有名なクラブミュージックにチラホラ似ている部分があったりして、どういうところから影響を受けているのかが窺えて面白い。

曲目
1. RL
2. アイデンティティ
3. モノクロトウキョー
4. ルーキー
5. アンタレスと針
6. 仮面の街
7. 流線
8. エンドレス
9. DocumentaRy
10. 『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
11. years
12. ドキュメント
13. ホーリーダンス Like a live Mix

「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」はヒット曲でありながら作風も一風変わっていたけれど、なによりそのPVの突き抜け具合がすごかったので、観ていない人は一度観て欲しいかな。
生理的にダメな人もいるかもしれないけど、狙いどころは非常に面白かった。

サカナクション – 『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』(MUSIC VIDEO)

自分がサカナクションを初めて知ったのはこのPVだったので、その時から自分にはロックバンドというよりはエレクトロニカのグループというイメージになっていたんだけど、このアルバムを聴いてもやっぱりそんな印象。
結構面白かった。聴き応えあり。

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夕日信仰ヒガシズム/amazarashi(国宝級)

2014年に発売されたamazarashiの2枚目のフルアルバム。
うーん、これはもう降参だわ。
中学の国語の教科書に彼らの歌詞を載せよう。
音楽の授業はバンドを組んで彼らの曲を演ろう。
日本にはこのバンドひとつあればいいや。
音が全然邦楽のセンスじゃない。すごく洋楽的。カッコいい。そこから弾き出される日本語の歌詞がすごく日本語。ものすごいハイブリッド感。ものすごいドライブ感。ものすごい寂静感。サウンドを聴かされながら言葉を考えさせられる。それがマゾ的な快感を刺激する。クセになる。中毒になる。これはヤバい。

曲目
1. ヒガシズム
2. スターライト
3. もう一度
4. 夜の一部始終
5. 穴を掘っている
6. 雨男
7. 後期衝動
8. ヨクト
9. 街の灯を結ぶ
10. 生活感
11. ひろ
12. それはまた別のお話

1stアルバムの「千年幸福論」も聴いたけど、どっちを取り上げようか迷って2ndの方にした。いずれ1stも取り上げよう。国宝級予告リーチだけど。
津軽海峡の風雪と恐山の霊気が培ったとしか思えない稀有な音楽に巡り合えて本当に良かった。涙が出る。

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世界収束二一一六/amazarashi

R.コルサコフ:シェヘラザード、ボロディン:交響曲第2番/キリル・コンドラシン指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

1979年~1980年に録音されたアルバム。
自分はリムスキー・コルサコフ作曲の交響組曲「シェヘラザード」が大好きで、昔から愛聴しているのはバーンスタイン指揮・ニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラ演奏のCDなのだけど、Amazonのレビューなどで調べてみるとキリル・コンドラシンの演奏の評価が高いみたいなので買ってみた。
クラシックは作曲家・作品・指揮者・オーケストラの組み合わせを考慮してアルバムを選ぶ必要があるので面倒くさい。クラシック愛好家にはそれが楽しいのだろうけど。

交響組曲「シェへラザード」は千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)をモチーフにしたオーケストラ曲で4楽章から成る。
各楽章は千夜一夜物語の中のエピソードをテーマにしていて、随所に「シェヘラザードのテーマ」「王のテーマ」と呼ばれるメロディーが差し込まれている。

第1楽章 海とシンドバッドの船
第2楽章 カランダール王子の物語
第3楽章 若い王子と王女
第4楽章 バグダッドの祭り~海~船は青銅の騎士のある岩で難破~終曲

この曲の聴きどころはエキゾチックなムードに溢れる色彩感の豊かな曲想、それにシェヘラザードのテーマを主に受け持つバイオリンソロの技巧的だけどものすごく情緒的なメロディー。おそらくバイオリニストにとっては一度はステージで演奏したい曲だろう。自分は特に第三楽章の終盤のバイオリンソロが好き。
コンドラシンの演奏は、バーンスタインと比べてテンポのもたり具合が少なくてスマートな印象。オケの迫力もこっちが上かな。バイオリンソロもこっちの方が好きな演奏。
Amazon.co.jpではバーンスタイン盤は入手できないようなので、どのみちおススメするならコンドラシンのになってしまうんだけど。

ボロディンの交響曲第2番は初めて聴いた。聴き込んでいないので今はノーコメント。
ボロディンなら歌劇「イーゴリ公」の「だったん人の踊り」が有名で、自分もこれは好きな曲。中盤に出てくるメロディーは「ストレジャー・イン・パラダイス」としてブロードウェイで使われたりポピュラーのスタンダードにもなっている名曲。
次は「だったん人の踊り」の名盤を探すかな。

+/Ed Sheeran

最近何かとニュースが多い人、エド・シーラン。
2011年の1stアルバムが「+(プラス)」、2014年の2ndアルバムが「x(マルチプライ)」。そうか四則演算か、と予測させておいて次あたりで裏切るような気もする。
YouTubeでは何度か視聴したんだけど、今回初めてフルアルバムで聴いてみた@GOOGLE PLAY MUSIC。
APPLE MUSICでも同様なんだけど、簡単にフルアルバムで聴けるってのは、自分みたいにアルバム聴きを信条にしている人間にはYouTubeより100倍有難い。
好きなミュージシャンへのお布施にもなるだろうから、すでにCDを持っていたとしてもできるだけGOOGLEで聴こうと思う。

1stを聴いてみると、軽妙かつ温かみのあるメロディと柔らかい歌声に心を奪われる。大きなホールでPAを通して大観衆に向かうような強い声でなく、小さなライブハウスでほとんど生音のように聴こえるリアルで優しい声。歌い手の息遣いまで聴こえるような繊細な録音。こういうアルバムは聴いていて楽しい。
2014年の2ndは発売後いきなり全英・全米でチャート1位だったそうな。1stを聴けばそれも当然かと思う。

曲目
1.The A Team
2.Drunk
3.U.N.I.
4.Grade 8
5.Wake Me Up
6.Small Bump
7.This
8.The City
9.Lego House
10.You Need Me, I Don’t Need You
11.Kiss Me
12.Give Me Love / The Parting Glass (hidden track)

これは長年の愛聴盤になる予感がする・・・んだけど、一度AmazonでCDを注文したら一週間経っても未発送なんでキャンセルしちゃったんだよな。
おまけにGOOGLE PLAY MUSICに加入したんで聴いてしまったし。でもCDも欲しいかも。そのうち買おう。

HAPPY/大原櫻子

APPLE、LINE、AWA、GOOGLEが四つ巴の音楽定額サービス競争を繰り広げている真っ最中だけど、自分的に本命だったAPPLE MUSICがいろいろ面倒くさいことが判ったのでGOOGLEに転ぶことにした。
なのでこれから1か月はGOOGLE PLAY MUSICのお試し期間だ。バリバリ聴こう。
GOOGLE PLAY MUSICのフルアルバム試聴第一号は大原櫻子の1stアルバム「HAPPY」にした。
まだ19歳らしいけど、アイドル離れした歌唱力があるのでこの先が非常に楽しみである。別に若ければいいってわけでもないけど。
ファン層も若いにーちゃんが多いだろうからアイドル路線に突き進まれると困るなあ。少なくともこの1stはアーティスト性を強く感じるので、ぜひ本格シンガーの道を進んでいただきたい。
定額配信だけど頑張ってリピートするから。

曲目
1. Over The Rainbow
2. サンキュー。
3. 瞳
4. 無敵のガールフレンド
5. 明日も
6. 頑張ったっていいんじゃない
7. Happy Days
8. のり巻きおにぎり
9. READY GO!
10. ただ君のことが好きです
11. ちっぽけな愛のうた
12. ワンダフル・ワールド

しかしビクターはケチくさい。YouTubeの動画が軒並みShort Versionなんだよなあ。これは家入レオも同じ。オーガスタとかを見習ってほしい。
YouTubeでタダ見タダ聴きされるのはデメリットかもしれないけど、自分なんかはYouTubeで気に入ってアルバムを買うパターンが多いんだよね。
っていうか、気になったらまずYouTubeでチェックするし。

Hozier/Hozier

Hozierはアイルランドのシンガーソングライターで「ホージア」と読むらしい。
その2014年発売の1stアルバム。
アイルランドで大ヒットらしいが、一回聴くとそれも納得する。
全然音が新しくない。古臭い音に重苦しい歌が乗っかって、そのうち「エーイメーン」とかやられてしまうと敬虔になるしかなくなってしまう。
冗談はさておき、こういう音作り・曲作りが彼の声によくマッチして、聴いていてとても気持ち良い。
クリーンでハイファイな最近の音に飽きが来ている人や、男っぽい渋い音を求める人にはおススメ。

曲目
1. Take Me to Church
2. Angel of Small Death and the Codeine Scene
3. Jackie and Wilson
4. Someone New
5. To Be Alone
6. From Eden
7. In a Week
8. Sedated
9. Work Song
10. Like Real People Do
11. It Will Come Back
12. Foreigner’s God
13. Cherry Wine

うーん、落ち着くなあ、このアルバム。秋向きだ。

Hozier – Take Me To Church

Hozier – Someone New

pupa/上原多香子

上原多香子の2ndソロアルバム。2003年発売。
1stの頃の新人アイドルのような不安定な歌声から、一転してしっかりとした歌声になっている。SPEED時代はダンスに徹していたけれど、それなりに歌の才能もあったことが判る。
一部の曲はYouTubeでも視聴可能。

上原多香子 『kiss you 情熱』

この曲、以前はYouTubeにオリジナルPVもあったんだけどね。
もうちょっとソロで頑張って欲しかったけど、オリジナルアルバムはこの「pupa」でお終いだった。その後はベスト盤を1枚出したのみ。
あと、CCCDは止めて欲しかった。切実に。

曲目
1. シルシ
2. I wanna see shining love
3. Destino
4. GLORY-君がいるから-
5. 夢の中へ
6. FANTASIA
7. Still in love
8. Make-up Shadow
9. my first love(Strings Version)
10. loneliness
11. Air
12. Kiss you 情熱

ちなみに「夢の中へ」は井上陽水の名曲のカバー。
SPEEDが出てきたときの上原多香子のインパクトは大きかったなあ。「一人だけ次元が違う!」って・・・何の?
下のPVなんかも上原多香子の出番を5倍増しくらいにして欲しかった。

SPEED – Body & Soul

0.6/amazarashi

amazarashiのメジャーデビューの前に制作されたインディーズのミニ・アルバム。2010年発売。
amazarashi=アマザラシという名前から、座敷童みたいな妖怪をイメージするかヤマアラシみたいな動物をイメージするか・・・はどうでもいいか。ちなみに自分は前者の方。
このバンドのすごいところは、歌詞の煮詰め具合。「現代の若者の・・・」と括ってしまうわけにはいかない普遍的な歌詞なので老若男女みな楽しめる(苦しめる?)。
自分がこのアルバムで一番気に入ったのは「つじつま合わせに生まれた僕等」。因果応報を歌にするとこうなるのか、という目から鱗の展開に、魂を鷲掴みにされて引きずり込まれしまう。
イカ天で人間椅子を見た時のような衝撃を受けてしまった。
暗い歌ばかりなのに後味の悪さが残らないのは、曲作りが意外と爽やかなせいだな。決して「通」でないと判らないロックではなくて、ロック初心者が手にとっても判りやすい。安心して買っていいよ。

曲目
1. 光、再考
2. つじつま合わせに生まれた僕等
3. ムカデ
4. よだかの星
5. 少年少女
6. 初雪
7. 光、再考 DJ KRUSH remix

これはちょっと他のアルバムも聴いてみねばなるまい。

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Android & Human Being/Salyu

2015年リリースの5thアルバム。
この記事を書いている時点での最新アルバム。
何しろ自分的には国宝扱いのSalyuなので、期待しまくり状態で聴くことになったんだけど、結果から言うと残念感が拭えなかった。
「Android & Human Being」というタイトルなわけだから、コンセプトありきのアルバムだろうと思ったんだけど、アンドロイド的な部分というのがオートチューンなら、あまりに捻りが無さ過ぎ。
それから、3か所に置かれたインターリュード(1曲目はプレリュードか)ともいうべき「先回りして」という曲。これが意味不明。なにか道標のような役割があるのかと期待したけどやっぱり意味不明。
全体を通して世界観のようなものが感じられたかというとそれも無し。まあ荒廃してるんだろうな、とか無人の街なんだろうな、とかイメージは伝わってくるけど・・・。
「THE RAIN」や「アイニユケル」など、気に入った曲もあるので買う価値がないわけではないが、せっかくの才能を活用するなら小手先のコンセプトより楽曲優先・歌優先にして欲しかった。

曲目
1. 先回りして
2. 非常階段の下
3. リスク
4. 心の種
5. 有刺鉄線
6. 先回りして 2
7. フェスタリア
8. カナタ
9. THE RAIN
10. 希望という名の灯り
11. 先回りして 3
12. アイニユケル

思えば、自分が感動した3rdアルバム「MAIDEN VOYAGE」は一応Salyuのセルフ・プロデュースだったわけね。で、4th・5thは小林武史のプロデュースってことで。自分はやはりSalyu個人の感性が好きなのだろう。
次回作に期待。

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