Travelling Without Moving/Jamiroquai

1996年発売のジャミロクワイの3rdアルバム。巷ではアシッド・ジャズきっての名盤と呼ばれている。
この頃の音楽はアシッドだのハウスだのイビサだのと訳の分からんジャンルに細分化されていて音楽通でもなんでもない自分には何が何やら訳わからなかった記憶あり。
勝手に思ってるんだけど、60年代以降は音楽のグローバル化の時代で、音楽は割と素直にジャンル分けに従ってた気がする。90年代以降ってのはそんなグローバル化に背を向けて「オレら勝手にやるわ」的なローカルな音楽が世界中で台頭してきたのでそんな状況になってしまったのな、と。
「グローバル化」いう言葉を「メジャー」と置き換えれば、メジャーを目指すアーティスト達はメジャーのエッセンスに浸りすぎて保守的になる。そして飽きられてしまい、やがてマイナー(カウンター・カルチャー、オルタナティブなど)にひっくり返される。結局、文化というのはそれの繰り返しなのだと思えば、なるほど90年代はそういう変わり目だったのか、と納得できる。
あるいはメジャーの没落により、マイナーが浮き上がってしまったとも言える。そうするとメジャーの象徴はマイケル・ジャクソンだな。とまあ、そんな風に自分は思っているんだけど、研究して裏付けたわけではなく漫然とそういう印象を持っているだけなので、否定されてもまあ仕方ない程度の論理だ。

随分と脇道に逸れたけど、日本では「ジャミロクワイと旅に出よう」なんてマヌケな副題が付けられていたけど、冒頭の「Virtual Insanity」のビデオを見たことがある人なら「こいつと旅行するなんて御免被る」と思うだろう。少なくとも自分はそう思う。「まずまっすぐ歩けよ」と思っちゃう。

Jamiroquai – Virtual Insanity (Official Video)

そうは言っても、自分はこの曲がものすごく好きなんだよね。この曲のためだけにアルバム買ったし。
歌詞の意味なんか調べてないけdなくても、まともなことを歌ってる気がまるでしない。聴く人をみんな神経症にしてしまいそうな音楽だ。もうイントロのピアノのリフからヤバい。どうしてこんな緩い曲なのにヒシヒシと緊張感がにじみ出るのだろうか。
そして何回も聴いちゃうのだ。

曲目
1.Virtual Insanity
2.Cosmic Girl
3.Use the Force
4.Everyday
5.Alright
6.High Times
7.Drifting Along
8.Didjerama
9.Didjital Vibrations
10.Travelling Without Moving
11.You Are My Love
12.Spend a Lifetime
13.Do You Know Where You’re Coming From?

それにしても「Virtual Insanity」のビデオのJ.K.は見るからに英国人っぽい。アメリカ人にもフランス人にもイタリア人にも見えない。それがなぜかとても微笑ましい。

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