遥かなる地球の歌/Mike Oldfield(国宝級)

1994年のアルバム。Wikipediaで何枚目のアルバムかを数えようとしたら嫌になったけど、数えてみた。15枚目だった。
マイク・オールドフィールドには「知る人ぞ知る」という形容がピッタリくる。ロンドンオリンピックの開会式とかでギター弾いてた人と言えば・・・知らんよなあ。
でもね、この「遥かなる地球の歌(The Song Of Distant Earth)」は名盤だと思うんだ。ずっとそう思ってたんだけど、今日念のためネットで評判を調べてみたらやっぱり評価高い。
マイク・オールドフィールドがどんなミュージシャンなのか一言で説明すると「ロックの文法でシンフォニーを作っちゃった人」なんだよね。そう、このアルバムも「シンフォニック」としか言いようがない。バイオリンもビオラもトランペットもティンパニーもないけど、そしてエレキギターが随所にフィーチャーされまくってるけど、でもシンフォニー的な音の空間に間違いない。
自分は「Tubular Bells II」から聴き始めた出遅れリスナーだけど、それを初めて聴いた時よりも(つまり初めてマイク・オールドフィールドを聴いた時よりも)、このアルバムを聴いたときの方が100倍くらい感動がデカかった。そして何枚か聴いたマイク・オールドフィールドのアルバムのうちで一番好きだ。
タイトルから判る人には判るだろうけど、「遥かなる地球の歌」はアーサー・C・クラークのSF小説のタイトルでもある。だからこのアルバムはクラークの作品へのオマージュなのだろう。そういえば「遥かなる地球の歌」はまだ読んでなかった。ハヤカワ文庫が最近続々とKindle化されてるみたいなのですぐ買う。昔はSFばっかりたくさん読んだんだけどね。

曲目
1. イン・ザ・ビギニング
2. 光あれ
3. スーパーノヴァ
4. マゼラン号
5. 最初の着陸
6. オセアニア
7. 時のみぞ知る
8. プレア・ファー・ジ・アース
9. アトランティスへの哀歌
10. ザ・チェンバー
11. ハイバルナキアラム
12. チューブラー・ワールド
13. 輝けるもの
14. クリスタル・クリア
15. 水に沈んだ森
16. 昇天
17. ア・ニュー・ビギニング

このアルバムの何が好きかというと、全編を通してとにかくメロディーが美しいこと。コーラスアレンジも素晴らしい。エレキギターは主旋律でもオブリガートでもカッコいい。シンフォニックであっても、音の厚みや音量で押すのでなく、ちゃんと音のひとつひとつに役割が与えられている。すべての音が、必要だからそこにある、っていう感じ。
やっぱりこれは国宝級に据えねばなるまい。英国人だけど気にしない。

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