乱反射ガール/土岐麻子

どうやらこのサイトにたどり着く人の一番の興味は「土岐麻子」らしいので、自分のお気に入りのアルバム「乱反射ガール」を取り上げよう。

ジャズボーカルや昔のヒットソングのカバーといった趣向が色濃かったソロ活動初期から、一皮むけた感のあるオリジナル・ポップ・アルバム群の中の一作。
その大人っぽさ加減とか、女性向き加減とか、絶妙に練られたコンセプトの上にこの人の柔らかいボーカルが載っている様は、「スウィーツ」とでも表現しようか。
土岐麻子の歌の特徴は、お洒落なのだけど洗練され過ぎない、嫌味の無さだと思う。古い言い方をすれば、隣のお姉さん的な親しみ易さ。普段着にサンダル履きで聴く音楽。
ゴシップになるけど、一回り年下の男を捉まえて結婚したとか聞いても、なんかこの人だとあんまりビッチ感が湧かないんだよね。実際の人柄は知らんのであくまでイメージだけど。
「あ、そう。良かったね。」ってついつい微笑んでしまうのだ。

短いイントロの後に始まるタイトル曲「乱反射ガール」もすごく好みなんだけど、自分が一番気に入っているのはスローテンポの「鎌倉」。江ノ電の走る海に近い町、という空気が溢れている。
最後の「City Lights Serenade」も非常に良い。ちょっと切な目の歌詞だけど、その向こうに明日がちゃんと見えている。

曲目
1. Intro ~prism boy~
2. 乱反射ガール
3. 熱砂の女
4. 薄紅のCITY
5. 鎌倉
6. feelin’ you
7. ALL YOU NEED IS LOVE
8. QUIZ
9. Sentimental
10. HUMAN NATURE /sings with 和田 唱 from TRICERATOPS
11. Light My Fire
12. Perfect You
13. City Lights Serenade

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