PEARL PIERCE/松任谷由実

このアルバムまで、自分はユーミンの歌を聴いたことがなかった。中学・高校時代は部活に明け暮れて家でテレビを見ることなんかなかったし、小遣いをもらえばせっせとジャズやクラシックの廉価版アルバムを買うような暗い子だったので、ユーミンとの接点が皆無だったのである。
受験に失敗して浪人生活を送っていたとき、予備校のクラスで片思いしていた女の子に「好きな音楽は?」と訊いたら「ユーミン」「PEARL PIERCE」の2ワードがゲットできたので、息巻いてアルバムを買って聴き始めて、愕然とした。理由は伏せる。

で、ユーミンはそれきりだったかというとそんなことはなくて、その後数枚は続けて新作が出る都度にアルバムを買っていた。
思えば、リピート買いした初めての邦楽アーティストなんだな。
このアルバムは自分にとってはサウンド的に鮮烈だった。ブラスとかオルガンとかギターのカッティングとかストリングスとか、使い方がすごくカッコいい。
アルバム全体を通してみても、流れとか雰囲気というか、コンセプトがしっかりしていると感じるすごく良いアルバムだと思う。
自分がJ-POP(当時はニューミュージックか)に開眼した1枚。

曲目
1. ようこそ輝く時間へ
2. 真珠のピアス
3. ランチタイムが終わる頃
4. フォーカス
5. 夕涼み
6. 私のロンサム・タウン
7. DANG DANG
8. 昔の彼に会うのなら
9. 消息
10. 忘れないでね

その後は、遡って荒井由実時代のアルバムも聴いたりして、自分的ユーミンのアルバムのベスト3は1位「PEARL PIERCE」、2位「OLIVE」、3位「ひこうき雲」となっている。
2位がおかしいんじゃないかって思う人も多いだろうけど、これに収録されている「ツバメのように」が超ツボで、「ひこうき雲」も「ベルベット・イースター」も蹴散らしてしまうのだ。
そういえば90年代以降はほとんどユーミンを聴いてないな。ベストとか偉そうに言ってすみません。今度聴いてみよう。

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