アメリカン・アイドルの終焉

アメリカのFOXテレビの人気番組「アメリカン・アイドル」が2016年のシーズン15で終了するとのこと。(ソースは日本のWikipedia
自分は日本のFOXチャンネルで放送開始になったシーズン5から観始めたが、シーズン11まで観て、その後はダルくなって全く観なくなってしまった。
観始めた頃はアメリカのテレビ番組の最高視聴率を誇るモンスター番組だったが、ここ最近は視聴率が低迷していたらしい。

そこで気になるのが、番組から輩出されたアイドル達はその後どうなったのか、ということ。誰かと結婚したとか、どんな事件があったとかいうゴシップは置いておいて、単純にセールスとして一線級のアーティストとして有り続けているのだろうか?という素朴な疑問である。
そこでアメリカのWikipediaから軽くデータを拾ってみた。
チャート順位はビルボードのUS200、CD・デジタルダウンロードのセールスはUSのみに絞った。何しろ「アメリカン・アイドル」なので。
基本的には各シーズンの優勝者を掲載したが、シーズン5で4位だったChris Daughtryのみ、素晴らしいセールスを上げたことで有名なため特別に掲載した。
こうして数字で見ると、視聴率以上に出身者のセールスについて非情な現実が浮き上がってくる。
こりゃもう番組の賞味期限は終わっているね。

記事の最後にデータをグラフ化した画像も載せたので、より視覚的に状況を理解できる。

シーズン1 優勝 Kelly Clarkson

発売年 タイトル チャート順位 USセールス(枚)
2003 Thankful 1 2,776,000
2004 Breakaway 3 6,307,000
2007 My December 2 848,000
2009 All I Ever Wanted 1 974,000
2011 Stronger 2 1,107,000
2013 Wrapped in Red 3 785,000
2015 Piece by Piece 1 153,000

シーズン2 優勝 Ruben Studdard

発売年 タイトル チャート順位 USセールス(枚)
2003 Soulful 1 1,800,000
2004 I Need an Angel 20 483,000
2006 The Return 8 238,000
2009 Love Is 36 50,000
2012 Letters from Birmingham 73 22,000
2014 Unconditional Love 46 6,000

シーズン3 優勝 Fantasia Barrino

発売年 タイトル チャート順位 USセールス(枚)
2004 Free Yourself 8 1,839,000
2006 Fantasia 19 530,000
2010 Back to Me 2 490,000
2013 Side Effects of You 2 142,000

シーズン4 優勝 Carrie Underwood

発売年 タイトル チャート順位 USセールス(枚)
2005 Some Hearts 2 7,393,000
2007 Carnival Ride 1 3,318,000
2009 Play On 1 2,201,000
2012 Blown Away 1 1,701,300

シーズン5 優勝 Taylor Hicks

発売年 タイトル チャート順位 USセールス(枚)
2006 Taylor Hicks 2 705,000
2009 The Distance 58 52,000

シーズン5 4位 Chris Daughtry

発売年 タイトル チャート順位 USセールス(枚)
2006 Daughtry 1 4,813,000
2009 Leave This Town 1 1,307,000
2011 Break the Spell 8 129,000
2013 Baptized 6 不明

シーズン6 優勝 Jordin Sparks

発売年 タイトル チャート順位 USセールス(枚)
2007 Jordin Sparks 10 1,045,000
2009 Battlefield 7 177,000

シーズン7 優勝 David Cook

発売年 タイトル チャート順位 USセールス(枚)
2006 David Cook 3 1,500,000
2011 This Loud Morning 7 130,000

シーズン8 優勝 Kris Allen

発売年 タイトル チャート順位 USセールス(枚)
2009 Kris Allen 11 346,000
2012 Thank You Camellia 26 35,000
2014 Horizons 80 4,000

シーズン9 優勝 Lee DeWyze

発売年 タイトル チャート順位 USセールス(枚)
2010 Live It Up 19 153,000
2013 Frames 116 3,000

シーズン10 優勝 Scotty McCreery

発売年 タイトル チャート順位 USセールス(枚)
2011 Clear as Day 1 1,163,000
2012 Christmas with Scotty McCreery 4 382,000
2013 See You Tonight 6 269,900

シーズン11 優勝 Phillip Phillips

発売年 タイトル チャート順位 USセールス(枚)
2012 The World from the Side of the Moon 4 1,033,000
2014 Behind the Light 7 123,000

シーズン12 優勝 Candice Glover

発売年 タイトル チャート順位 USセールス(枚)
2014 Music Speaks 14 27,000

シーズン13 優勝 Caleb Johnson

発売年 タイトル チャート順位 USセールス(枚)
2014 Testify 24 11,000

下のグラフは、各アーティストのアルバムセールス(枚)を縦軸、発売順序を横軸にしたもの。
Carrie Underwoodを例に取ると、1枚目は700万枚、2枚目は300万枚、3枚目は200万枚、4枚目は100万枚を超えていることがわかる。
別格の3人(Kelly Clarkson、Carrie Underwood、Chris Daughtry)を除くと、ほとんどが2枚目で沈没。1枚目から沈没な人もチラホラ。
グラフ1 アーティスト別アルバムセールス

次はちょっと見方を変えて、アルバムの発売年を横軸に取ってみた。
このグラフからは、2007年以降、デビューアルバムで100万枚超えとなったアーティストはホンのわずかしかいないことがわかる。そして2013年からは本当に悪夢のような状況になる。
グラフ1 アーティスト別アルバム発売年セールス

ここから思わず連想してしまうのは、2009年を最後に番組を離れた看板審査員Simon Cowellのこと。
さすが音楽プロデューサーだけあって、番組の将来をしっかりと予見していたのではないだろうか。
何にしろ、この番組には本当に楽しませてもらった。いつかまたこういう番組に出会えるといいね。

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