Let Me Introduce You/Joe Robinson

ジョー・ロビンソンはオーストラリア出身のギタリスト。
最初のソロ・アルバムを制作したのは15歳という「早熟な天才」の一人。
自分はYouTubeで知ったが、この人はライブでもCDと同じようにギターを弾きながら歌う。そのギターが歌いながらでも上手い。
これがギターソロになったときの無敵感と言ったら、もうギター界のターミネーターと呼んでもいいかも。
でもアルバム全体はそれほどテクニック重視ではなく、ソフトなボーカルも適度に配してすごく耳障りのよいポップ系フュージョンといった趣きなので、寛ぐときに聴く1枚としてオススメできる。

曲目
1. Lethal Injection
2. Skyline
3. Hurricane
4. Out Alive
5. Adelaide
6. Into The Blue
7. One Heart At A Time
8. Emily
9. The Gremlin
10. Barely Hangin On
11. Keep It Together
12. Uli’s Jump
13. Questions

彼のギター演奏は動画でも見応えがあるのでYouTubeのリンクを貼っておこう。自分は特に3つ目の「Borsalino」が好き。

Joe Robinson – Out Alive

Joe Robinson – Lethal Injection

Joe Robinson – Borsalino

私を鬼ヶ島に連れてって/水曜日のカンパネラ(B級)

タワーレコード限定で1500円で買えると知って喜び勇んで買ってきたんだけど、新宿のタワーレコードに行ったのは何年振りだろうねえ。
昔はVirgin Mega Storeが在ったり、南口の高島屋にHMVが在ったりと新宿のCD漁りも楽しかったんだけど、ここ10年くらいは完全にネット通販依存症になっているので新品CDを買いに店舗に出向く習慣はすっかり無くなってしまったなあ。
今はお店で買うのは中古CDばかりだ。
目当ての「私を鬼ヶ島に連れてって」はすぐ見つかった。ついでに会員カードも作ったけど、さて次に行くのはいつだろう?

前に書いた記事では「これって動画で観る以外どうよ?」なんて書いたけど、ごめんなさい。やはり自分の耳はフシ穴でした。
動画なしで音だけで聴いても、ちゃんとラップが面白いんだ。バックトラックの出来が良いのは動画の時からわかってたけど。
「き・び・だ~ん、きびきびだ~ん」とか「血い吸うたろか~」とかのフレーズが頭の中をぐるぐる回る。
ぜひ「みんなのうた」で放送してほしい。あ、「メガドライブ」とか言うとダメなのか。残念。

曲目
1.千利休
2.桃太郎
3.エンゲル
4.チャイコフスキー
5.インカ
6.デーメーテール
7.ジャンヌダルク
8.ドラキュラ

しかし、これを聴いて「何が面白いのか全くわからない」と言う人も少なからず居るんだろうな。
むしろこういうので喜んでいると周りから白い目で見られかねないからね。大人ってヤだね。

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ジパング/水曜日のカンパネラ

乱反射ガール/土岐麻子

どうやらこのサイトにたどり着く人の一番の興味は「土岐麻子」らしいので、自分のお気に入りのアルバム「乱反射ガール」を取り上げよう。

ジャズボーカルや昔のヒットソングのカバーといった趣向が色濃かったソロ活動初期から、一皮むけた感のあるオリジナル・ポップ・アルバム群の中の一作。
その大人っぽさ加減とか、女性向き加減とか、絶妙に練られたコンセプトの上にこの人の柔らかいボーカルが載っている様は、「スウィーツ」とでも表現しようか。
土岐麻子の歌の特徴は、お洒落なのだけど洗練され過ぎない、嫌味の無さだと思う。古い言い方をすれば、隣のお姉さん的な親しみ易さ。普段着にサンダル履きで聴く音楽。
ゴシップになるけど、一回り年下の男を捉まえて結婚したとか聞いても、なんかこの人だとあんまりビッチ感が湧かないんだよね。実際の人柄は知らんのであくまでイメージだけど。
「あ、そう。良かったね。」ってついつい微笑んでしまうのだ。

短いイントロの後に始まるタイトル曲「乱反射ガール」もすごく好みなんだけど、自分が一番気に入っているのはスローテンポの「鎌倉」。江ノ電の走る海に近い町、という空気が溢れている。
最後の「City Lights Serenade」も非常に良い。ちょっと切な目の歌詞だけど、その向こうに明日がちゃんと見えている。

曲目
1. Intro ~prism boy~
2. 乱反射ガール
3. 熱砂の女
4. 薄紅のCITY
5. 鎌倉
6. feelin’ you
7. ALL YOU NEED IS LOVE
8. QUIZ
9. Sentimental
10. HUMAN NATURE /sings with 和田 唱 from TRICERATOPS
11. Light My Fire
12. Perfect You
13. City Lights Serenade

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Bittersweet/土岐麻子

Pure Heroine/LORDE

雑誌の記事でニュージーランドにすごい新人がいるらしいと知ってアルバムを買ってみた。
いやあ、新しい人がどんどん出てくるねえ、どんな曲かなあ、と思って聴いてみたら、
3曲目の「Royals」という曲は去年から今年にかけてYouTubeで何度も聴いた記憶が・・・。
曲名もアーティスト名も認識していなかったので完全にスルーだった。
しかもこの曲は2014年のグラミーで二部門受賞ではないか。当時若干17歳。すご過ぎ。
うーん、自分の耳はただの節穴だったのか・・・。

このアルバムは良い。コーラスが綺麗だし、リズムパートやシンセの使い方も面白い。曲も歌もバッチリ。
Kimbraもそうだけど、2000年代はニュージーランドが元気なのかもね。映画「ロード・オブ・ザ・リング」もニュージーランド産だったし。

曲目
1. Tennis Court
2. 400 Lux
3. Royals
4. Ribs
5. Buzzcut Season
6. Team
7. Glory And Gore
8. Still Sane
9. White Teeth Teens
10. A World Alone

LORDE自身のフルアルバムはまだ一枚しかない。同郷ということでKimbraもオススメしておこう。

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Vows/Kimbra

カテゴリーとタグの整理

記事にタグ付けしているといろいろと悩むことがある。

まず「J-POP」とは何なのか?
自分も何となく雰囲気で使っていたが、単に「邦楽」でいいんじゃないの?と考え始めた。
「いやJ-POPは邦楽の中のPOPを指すのだ」ということになると陰鬱な曲はPOPでいいのか?とかいろいろ面倒な疑問も湧いてくる。
なのでこのブログ内ではJ-POPという言葉は切り捨てて、カテゴリーは「邦楽」、タグは「日本」にしようと思う。

次に「オススメ」。
自分が気に入ってブログに載せているわけだから、取り上げた時点で当然「オススメ」なわけだから、まるで分類の役に立っていない。
よって「オススメ」タグは廃止することにした。

記事が増えてからだと整理するのが大変になるんで、今のうちにやっとかないと。
と思ってやってみたら、既存のカテゴリーやタグの名前は簡単に変更できた。ブログツールは便利だな。

jupiter/BUMP OF CHICKEN

BUMP OF CHICKENのメジャー・デビュー後の1stアルバム。
これに先立って2枚のアルバムが制作されていたので、彼らのキャリア通算では3rdアルバムになる。

このアルバムを買ったキッカケは、「2000年代のJ-POPの名曲は?」という興味でネットを検索したときに「天体観測」が非常に目立ったからだった。
名曲なれば聴かざるを得まい。実際はスルーしちゃうことも多いんだけど。世に言う名曲を全部CD買ってたら破産しちゃうから。

聴いてみたところ、荒削りな感じはしたがそれも含めて「若いバンドの良いところ全部入り」みたいな、素敵なアルバムだった。
歌詞も良いが決して狙い過ぎてないし、バンドのサウンドもストレートで軽快で、真っ直ぐに全力でストライクゾーンを突っ切ろうとするような潔さが感じられる。
さすがに人気あるだけのことはある。惚れました。

曲目
1. Stage Of The Ground
2. 天体観測
3. Title Of Mine
4. キャッチボール
5. ハルジオン
6. ベンチとコーヒー
7. メロディーフラッグ
8. ベル
9. ダイヤモンド
10. ダンデライオン

今日買ってきたばかりで他のアルバムは聴いてないから下のリンクは超適当。

Between the Sheets/Fourplay

Fourplayは90年代から活躍しているフュージョン・グループ。
ピアノのボブ・ジェームス、ギターのリー・リトナー、ベースのネイザン・イースト、ドラムスのハービー・メイソンの4人が結成したグループだが、4人とも91年の結成時点で既にフュージョン界ではトップ・プレイヤーだったので、フュージョン界のドリーム・チームと言い切って良いんだろうな。
本作は2ndアルバムで、タイトル曲の1曲のみボーカルでチャカ・カーンが参加している。

彼らのアルバムの聴き心地ときたらもうベルベットの耳かきで鼓膜をナデナデされるかのように気持ちいい。
寝る前にこれを聴くと心安らかになれるのは請け合い。
ドライブデートでお目当ての彼女を口説くのにも良い。ただ、普段からパンク・バンドとかAKBしか聴かないとバレている場合には下心を見透かされて逆効果になる可能性もある。
要は普段からジェントルマンであれ、ということ。
どうやったらジェントルマンになれるか?それはもうFourplayを聴きまくれば良い。これを聴いてジェントルになれなければ、終わってるよね。

曲目
1. Chant
2. Monterey
3. Between The Sheets Fourplay (Featuring Chaka Khan And Nathan East)
4. Li’l Darlin’
5. Flying East
6. Once In The A.M.
7. Gulliver
8. Amoroso
9. A Summer Child
10. Anthem
11. Song For Somalia

とりあえずオススメとしては初期のリー・リトナーがメンバーだった頃の作品を。
4枚目以降はギタリストがラリー・カールトンになっているので、そちらが好きならそれ以降を。
さらに2010年からはギタリストがチャック・ローブに交代したとのことだが、自分もそこまで新しいのはまだ聴いていない。

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inside/David Sanborn

タグの追加-B級、国宝級

一応、各ページには分類がわかりやすいようにタグを付けているけれど、どうもこれが平板で面白みに掛ける。
そこで「B級」と「国宝級」のタグを新設しようと思う。

B級
メジャーなアーティストになるには何かが欠けているが、その欠け具合や光り具合がどうにも愛おしくてならないようなアーティストやアルバムにこのタグを付ける。
「B級」とは言葉が悪い、と思う人もいるかも知れないけれど、「伝説の」とか「孤高の」とか「唯一無二の」とかの錆び付いた言葉で褒め称えるより、ずっとずっとモモンガ愛なので許して。
記念すべき第一号はこちら。

水曜日のカンパネラ

国宝級
人気とか売上とか、そういう次元を超越して音楽的宇宙の果てに到達した(と新モモ的に考える)アーティストやアルバムにはこのタグを付ける。
当然、権威もなにもないのだけど、自分自身は大真面目にその作品をプッシュする。
記念すべき第一号はこちら。

Maiden Voyage/Salyu

もちろんこれらのタグを付けないアルバムやアーティストも、自分としては大いに気に入っているのでここで紹介するわけだから、タグが付かないからと言ってオススメでないってことではないのでお間違いなく。

時の少女/谷山浩子

谷山浩子の、物語るように歌うときの才能は素晴らしい。
逆にアップテンポの歌をガチャガチャと歌う時は、好きじゃない。
なので彼女のアルバムを聴くと大抵は半分感動し、半分幻滅することになるだろう。
いやはや、30年も前のアルバムなのか、これも。光陰矢の如し。

谷山浩子のアルバムはこれしか持っていない。これを買った理由は単純。鬼才・橋本一子がアレンジしているからだ。
橋本一子はやはり谷山浩子の才能の活かし方をよく知っていたと見える。
アルバムの冒頭の「時の少女」は、歌による絵本とも言うべき暗くて深い世界を作り込んでいる。
この一曲が自分には谷山浩子というアーティストの存在価値である。
他はもういらない。
と言うのはウソ。実はこのアルバムには捨て曲がない。「物語るように歌う」という線に沿って並べられた曲たちは、ひとつひとつが色彩に溢れた絵本のようである。
こういうアルバムが時間とともに忘れ去られていくのを見るのは切ない。

1. 時の少女
2. 街
3. 静かに
4. ROLLING DOWN
5. ジャンク
6. ポンピイ・クラウンの片想い
7. 真夜中の太陽
8. てんぷら★さんらいず
9. ガラスの子馬
10. 果物屋のテーマ
11. マイケルという名のパン屋さん

なんて言いつつ、Amazonへのリンクには橋本一子作品を並べたりする。

張 靚穎(Jane Zhang)

張靚穎(ジャン・リャンイン 英:Jane Zhang)は中国(大陸)の女性歌手。
10年くらい前に中国旅行した際に、現地で適当に買った数枚のCDのうち一枚がたまたま彼女という縁。
当時はアメリカン・アイドルの全盛期で、世界中で類似の番組が作られた。中国でも「超級女声」という女声限定のオーディション番組があり、彼女はそのシーズン2で三位になり歌手デビューした。

YouTubeから当時の動画を引用。

デビュー以降は映画のテーマを歌うなど、飛ぶ鳥を落とす勢いの人気歌手だった。
映画「女帝<エンペラー>」で使われた「我用所有報答愛」はこの人の曲では一番好きだ。邦題こそフザケているが映画の原題は地味に「夜宴」で、俳優陣も脚本もしっかりしており、映像もきれいなので中国映画に抵抗がない人にはオススメ。

我用所有報答愛/張靚穎

映画が面白かったのはこちらも。

この「画皮」(邦題)という映画はちょっと怖いところもあるが、2000年代の中国最強の女優陣(ジョウ・シュン、ヴィッキー・チャオ、スン・リー)を惜しみなく投入した非常に見応えのある映画である。
張靚穎の歌はちょっと落ち着いて普通っぽくなってしまったのが惜しいところだが、まあ映画が面白いのでオススメ。
なんか映画の紹介記事になってしまったな。

張靚穎くらいの歌手のCDが簡単に手に入らんものかな、と思うのだけど、日本でC-POPのCDを置く店はそのとき流行っているものだけをさっと仕入れてさっさと売り切ってしまうので欲しいものがなかなか手に入らなくて困る。
香港・台湾辺りで海外発送する業者も似たり寄ったりで、在庫切れがとにかく多いのである。

かろうじてAmazonデジタルミュージックやiTunesで3rdアルバム「我相信」(配信のタイトルは「I Beleive」になっている)が購入可能。このひとつ前の「張靚穎@音楽」がとても良いアルバムだったのだが、入手不可で残念。